HDMI を純粋に?ワイヤレスにできる WHDI 方式の送受信機 LDE-WHDI202TR を使ってみた。Samsung Series7 Slate とプロジェクタをこれでつないでワイヤレスなプレゼンをやってみた。本当は、ISW13F でやりたかったのだが、機材が十分に揃わず..こっちはもう少し色々必要そうだ。
それはさておき、S7S との組み合わせはなかなか快適だった。Powerpoint の発表者ツールを使って、セカンダリモニタのスライドをプロジェクタに写しつつの発表はなかなかいいかんじだ。LDE-WHDI202TR は送信機がかなりコンパクトなのが特徴かと思う。S7S と送信機をまとめて左手で掴みつつ、右手にペンで操作しつつプレゼンする、というのがなかなか快適だった。他の WHDI 装置の場合、送信機が結構大きかったりする。
純粋な HDMI ケーブルと違うのは、やはり最初に送受信機のペアリングに時間がかかること。30秒くらい? ただ、一度ペアリングすると、電源を切った後もすぐに繋がることもあり、事前に準備するタイミングがあれば、それほど問題は無いかもしれない。ただ、電波の掴み始めは 640x480 な画面で、実際に S7S からの映像を写すのが 1080i とかの場合、プロジェクタ側でモードの切り替わりに時間がかかる場合があった。その辺りも有線接続とは違うところか。
今ひとつ挙動が把握できていないのは、解像度。S7S 側では、セカンダリの解像度を割と自由に設定できた。1400x1050 とかも。ただ、1280x720 より上は、プロジェクタ側で 1080i で認識されているぽかった。この LDE-WHDI202TR が変換しているのか、プロジェクタ側であわせてくれているのか。色々な解像度を受け付ける液晶モニタ等で確認してみた方がいいかもしれない。
会議室の中を歩きまわっても、映像が乱れることも無さそうだし。これは結構使える装置では無いだろうか。プロジェクタに PC をつないで LAN に接続しておけば、リモートデスクトップや VNC 等で同様なこともできなくはないが、S7S から直接動画等も再生できるので、メリットはあると思われる。圧縮されることもなく、画質は落ちないし、遅延も小生には全く感じられなかった。まさに、HDMI ケーブルが純粋にワイヤレスになった状態だ。
ちょっとおもしろいと思ったのは、最初に S7S に送信機をセットして、送受信機ペアリングしておいた後、受信機にプロジェクタをつなぐと、その時点で、S7S がプロジェクタを認識してセカンダリモニタが有効になった所。まさに HDMI ケーブルをプロジェクタに繋いだ瞬間みたいな。
値段が半分くらいになれば大ヒットする気がするのだが..
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ちなみに S7S につなぐための microHDMI-HDMI 変換ケーブル(短い)が付属しているのはありがたかった。USB からの給電用のケーブルは 100均で調達したものを使ったが。