オークションで入手した HP のシンクライアント T630 がなかなかの掘り出し物に感じている。ファンレスで全くと言っていいほど無音。良くわからない組み込みの CPU だが、4 コアで 2GHz。AMD 製というのが AMD 推しの小生としては嬉しい点。Radeon な内蔵 GPU もあって、4K 表示もできる。4GB RAM 搭載のモデルだったが、空きスロットがあるので、デュアルチャネル 8GB にも拡張できそう。
これが送料込みで 5000円しない価格で入手できるのはありがたい。ただ、手元に HP のノート PC 用の AC アダプターと DisplayPort のケーブルがあったのが良かった。SSD は 32 GB のものが付いていたが、ちょっと少ないので、手元に余っていた mSATA 128GB のものを流用。T630 の内部のコネクタは M.2 SATA なので mSATA-M.2 変換アダプタは購入した。Amazon で ¥742 のものを購入。実は幅があるせいで、ちゃんと固定できず、適当に抑えている状況。余裕ができたら、256GB 程度の M.2 SATA SSD を購入したい所。3~4000円てところか。
さて、USB メモリにインストーラーを用意すれば、何の問題も無く Ubuntu20.04 をインストールすることができた。夏にならないとわからないが、今まで使っていた気温が上がると落ちるノートPC(無理やりファンを外したからだが)の自宅サーバーは卒業できそうだ。
自宅サーバーとして使うはずが、GUI で操作していたり。Terminal を複数あげて作業するのも特に不満なく。FireFox まで使っちゃう。とはいえ、apt 使って apache2 とかインストールを始めてはいる。samba も入れて、少しずつサーバーらしくなってきた。
一つ、早急に旧サーバーから移行したかったのが、(SS)C-BOARD。旧サーバーでは、USB メモリ RAID にデータを置いていたのだが、それの調子が悪くなってきたので。今や、そんな無理をしなくても、普通に SSD を使う方が安くて速い。牛丼のようだ。
で、ひとまず、掲示板の Perl スクリプトを tar で固めて持ってきて、適当にパーミッションを調整してみたが、上手く動かない。一つは、旧サーバーの CentOS と、Web サーバーのコンテンツや CGI の置き場所が ubuntu と異なっているせい。html は /var/www/html で、CGI は /usr/lib/cgi-bin とは。適当にシンボリックリンクとか張って合わせてみた。cgi-bin と file(html 側)の二つの場所を合わせる必要があった。
それでもうまく動かない。apache2 のエラーログを見ると、perl のスクリプトでエラーが出ていた。調べてみると、perl のバージョンアップで、言語仕様が結構変わっているせいらしい。(SS)C-BOARD のスクリプトを直していこうかとやってみたが結構大変そう。なんか perl バージョンダウンするのがいいらしい。ということで Perlゼミ さんの記事 の手順で、5.8.9 をインストールした。最初 root でやるとうまくいかず(apache2(www-data) が、/root 以下にある perl を実行できず…)、新しくそれ用のアカウントを作成して、そこで perlbrew した。時間はかかるが、手順どおりやるだけ。
後は、c-board.cgi の perl のパスを、5.8.9 のものに替えたら、旧サーバーと同様に動く感じ。C-BOARD の掲示板のセットアップで、ファイルパスや URL 等調整して、一段落か。もう少し色々テストしてみた方が良さそうだが。
一番面倒そうなのが、メールサーバー。まぁ、postfix を入れるかな、と思いつつ、いつになるかなぁ。はてさて。