パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

入力方法に支配される(予測変換)

以前、携帯への入力方法を提案したことがある。携帯ネタ(1),(2),(3),(4)
これに対して、現在(研究中も含めて)いろいろな入力方法が提案されていることを知った(こことか)。現在私が使っている auW32T においても、予測変換機能がついていて、結構便利に使わせてもらっている。

しかし、携帯でメールを打ちながらいつも感じることは、携帯の予測機能に思考が影響を受けているのでは、という懸念だ。携帯がこちらの考えていることを勝手に予測して、候補を出してくるわけだが、その内容、順序は以前の操作履歴などをもとにしつつ、何か明らかになっていないアルゴリズムを用いている。

キーを打つのが面倒なので、ついつい自分の思っているのとは似ているが、性格には違う候補を選んでしまうことも多い。そうでなくても操作履歴から候補を出すので、以前と同じ表現を使ってしまい、ワンパターンな文章になってしまい勝ちだ。

これは、携帯に思考の一部を支配されているのと同じではないのか。実は、パソコンでの漢字変換にも同じことが言えると思うが、こちらは一応文章を全部入れているのでまぁ許せるだろう(小生の使っている ATOK には予測変換機能もあるが...)。ビジネス文章や、論文では、同じ表現を繰り返すことは問題ない(というか、表現は統一した方が良い)が、個人的なメールで、そういう制限がかかってくるのはどうかという気がするのである。ただ、考えていたのより良い表現が現れたりすることもあって、メリットが無いわけではないが(候補の順序はランダムにすべき?)

多分同じことを考えて、問題視しておられる方は多々いるはず。やはり、制限される甘い誘惑がない入力方法も世の中には必要なのだとしておきたい。

すでに人間は言語という枠で思考に制限がかかっているのだが、それはそれで、また別の機会に。