パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

今更 DN-PHVC626 を活用

PC の画面上(実はプロジェクタの画面上)にビデオカメラからの画像をリアルタイムに表示するために、DN-PHVC626 を使うことにした。まぁ、同様の機能の新しい製品もどんどん出ているわけだが、小生の手元にあったもの、ということで。今回、OS が Windows7 64bit ということで、多少の苦労があったのでメモっておく。

最初に、DirectShow 対応のキャプチャソフトをビューアとして使うことにして、以前も使った AmarecTV をチョイスした。ダウンロードしている間にドライバの導入。製品購入時にダウンロードしていたドライバだと、ちゃんと 64bit 版もあって、インストールは無事終わるのだが、AmaRecTV で表示しようとするとブルー画面。久々に見たか、この画面。

ネットで調べてみると、HD70A のドライバを使うのがいいらしいので、それを入れた所無事に表示された。実は、その前に、ビデオカメラからの表示が 1080p60 になっていて表示されず困ったりもあったのだが.. カメラ側で切り替えておくべし。

ところが、いろいろ作業して、もう一度やってみたら、画面が出ず真っ黒で、信号のスキャンが繰り返される状況。AmaRecTV の設定や、ドライバの設定をいろいろいじるも、映るのは 720x480 の場合だけ。カメラから 1080i で出ているはずなのに。そこで、別の PC からの HDMI 出力を、PC 側の設定でちゃんと 1080i にしてキャプチャしてみたのだが、やはり 1080i では真っ黒で、720x480 なら低解像度な状態でキャプチャされる。謎過ぎる。

で、結局わかった原因は、4GB の壁らしい。PC のメインメモリが 4GB を超えていると挙動不審になる、と。ということで msconfig.exe で、ブート時のメモリ最大量を 4096 MB に制限して、再起動したところ、無事に安定して 1080i のキャプチャが可能になった(ちなみにこの PC 32GB メモリを積んでいるのだが... 残りを RAM ディスクにでもできないのかな)。そこでわかったのは、1080i の信号入力時でも、720x480 でのキャプチャが可能だということ。480i/p の信号が来ているわけではなく、DN-PHVC626 が 1080i を受け取りつつも、480i/p で出していると。

AmaRecTV をフルスクリーン表示していると、ぱっと一瞬で他のアプリの画面にしたりがやりにくい。最小化も他のウィンドウのようにできないし、他のアプリを最前面に持ってくるのもうまくいかない事が多い。そこで、他のキャプチャソフトで、あかねキャプチャー2 というのが使えた。こちらは、フルスクリーンでも、他のアプリとの前後関係を制御しやすい感じだった。よし、これで OKっと思ったら、デインタレースがうまくいかず。AmaRecTV だと HW デインタレースが使えて、結構いい感じ。最終的には、AmaRecTV で、フルスクリーンではなく、枠なしウィンドウを画面いっぱいに広げた状態で使うことにした。ただ、なんか、完全に全画面にはならず、上下左右数ピクセル幅黒い額縁領域があるようなのだが.. 細かいところは気にしないことにしよう。

全画面にビデオ画像を表示した状態で、デュアルディスプレイにクローン表示していると、ちょっとティアリングでちらつくのが気になる。おそらく、プライマリディスプレイは、ある程度リフレッシュレートに同期して動画を表示しているのだが、セカンダリディスプレイは綺麗に同期が合っていないのではないだろうか。また、微妙にコマ落ちもあるような(カメラを激しく動かすと落ちることがあるような。よくわからん。)。

ということで、いろいろ引っかかりポイントに相変わらずはまりながらも、プロ用の映像機器のように完璧な表示はできないが、フル HD な動画を出したり消したりできるようになったので、いいことにしたい。そういや 1080p をキャプチャできるカードも今は同じくらいの価格帯であるのだろうか。
[rakuten:donya:10755149:detail]

KEIAN PCI Express用 HDMIキャプチャカード HDMI DM626 H3

KEIAN PCI Express用 HDMIキャプチャカード HDMI DM626 H3

以前買ったときよりだいぶ値段が下がってるなぁ。