これはエポックメイキングな新製品ではないだろうか。
HDC-HS300/HS200/TM300/SD200 のニュースリリース。
これまで業務用にしかなかった、フルHDなセンサを３枚搭載したカメラというのは。ローパスフィルタの必要がなく偽色の心配が無いセンサということになる。条件によっては、テレビ放送を上回る画質を期待できるのでは（静止画撮影時の画素数を稼ぐために画素ずらししていると、偽色の心配は出てくるが．．．）。
またセンサの面積を考えると、1/4.1 インチが３枚ということは、1/3.1 インチセンサ１枚の HDR-CX12 と比べると、合計では約 1.75 倍ということになる。これは、感度の点でも期待が持てるではないか( (1/4.1)^2*3 / (1/3.1)^2) )。前機種（HDC-SD100、HDC-HS100）では散々な画質の評価だったが、これはかなり期待できる。早くレビューが見たいものである。
ただ、個人的には、画質的には HDR-CX12 レベルでもいいかと思われる。パパ用カメラとしては、それよりも失敗しないための機能、性能を望みたい。その点、前機種から高評価だった手ぶれ補正が進化していたり、追っかけフォーカス、プリRec機能、1.9秒起動など、特盛状態である。
カメラで Mpeg2 変換できるのもなかなか面白い機能だ。カメラ内部での簡単なカット編集もできるようだし(HDD→SDHCとか）、隙が無さ過ぎる。インターバル撮影もたまに寝相記録する小生にはうれしい機能だ。
唯一不満なのは、やはりワイド端の画角。HDR-CX12 の 40mm より狭い 44.9mm。ワイコンを持ち歩くのは嫌だなぁ。コンデジのような 25mm とは言わないが、せめて 30mm程度のカメラはでないものだろうか。
価格的には、これだけの物量を注ぎ込んでいるので、１０万円以下で手に入るとかはなさそうだが、売れるのだろうか。これは発売が楽しみだ（買えないけど）。
追記
画素ずらしありだった。記録画素数より理論画素数が大きいので、偽色の出方もそれほどないのかなぁ。
それと、タッチパネル採用。Sony に追随だ。これは期待。
