パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

HDR-HC1 つづき 9

ここは HDR-HC1 ユーザブログじゃないぞといいつつまだ続く。

私のビデオカメラの利用目的のメインは二つある。一つは愛する我が家族(とそれをとりまく人々)の記録、もう一つは我々夫婦の水泳における自己限界への挑戦の記録である(大げさすぎ)。で、久々にマスターズ水泳の試合に参加し、そこで自分の泳ぎを記録した。初めて以前使っていたカメラと、この状況下での比較ができた。

水泳の試合の記録というのは、スタンドから、プールを泳ぐ選手を結構ズームして撮影する。角度によっては水面がきらきらしたり、水しぶきが飛び散っていたりとか、フレーム間圧縮する Mpeg2 には非常に厳しい被写体なのだが、思うほど HC1 での撮影は悪くないようだ。水しぶきに乗りそうなブロックノイズも気にならない程度。まぁ、フレーム内圧縮のDVでも結構厳しい図柄になることもあったりするのだが。

もちろん、圧倒的な解像度の差は置いておいて、やはり差を感じたのは、手ぶれ補正。以前使っていた NV-MX5000 は光学式。そして光学式の利点の一つはズーム時の対応力の強さ(もう一つはズームイン・アウト動作中でも手ぶれ補正が的確に効くこと)。HC1 は CMOS センサの切り出し位置を変える電子式であり、ズームすればするほどその補正範囲は小さくなる。というか、電子式の根本的問題が録画画像の中に散見された。

それは1フレーム内で、手ぶれのためにモーションブラー的なにじみができた場合、それは電子式では補正できないということだ。シャッタスピードが十分速ければ影響は小さくなるが、高倍率ズーム時にはやはり気になる所。また解像度が上がり、1画素の大きさが小さくなるとより影響が強調されやすいので、HC1 には不利条件だ。

現象としては、各フレーム毎に見ていくと、被写体の位置は固定されているのだが、時折、微小なモーションブラーがかかって画像がぼけたり、はっきりしたり、別の方向にぼけたり、というのを繰り返しているらしく、微妙に画面に安定感が無くなる。画素レベルの大きさで揺れているように見えたり、輪郭がぶるぶるしているように見えたり。まぁ、相当ズームして手ぶれしている状態のみの現象かもしれないが。MX5000 ではほとんどこれが気になることがなかった。ズーム時の手ぶれ補正はやはり、光学式、これしかない。これまで、Canon DM-PV1, Panasonic NV-MX5000 と光学手ぶれ補正のカメラを使ってきたのは、これがあったからなのだったが、ハイビジョンの誘惑には勝てなかった。Panasonic がハイビジョンの家庭用ビデオカメラを次出すなら光学式のはず。買い換えるべきかな。でも SDメモリ記録はちょっと..

しかしながら HC1 を使っていく上で、これを解決するには、三脚などの導入しかないだろう。しかし、三脚は場所を取る上に、持ち運びも面倒だ。ここは一脚を試しに導入してみることにする。嵩張らず、多少の効果もあるはず。結果はどうなることやら。