パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

スリープ後タッチとペンが使えなくなるのに対処(Dell XPS 13 2-in-1 7360)

気が付いたらすでに1年半、愛用している Dell XPS 13インチ 2-in-1 7390 だが、いつのまにか色々不具合っぽい所がいくつかある。Windows10 のバージョンアップや BIOS のバージョンアップの影響な気がしているが、Premium なサポート(1年間以降は有料)も終了してしまったので、だましだまし使っていたり。

一つは、蓋(画面)を閉じた状態なのに起動していて、ファンがガンガン回っている状態になる問題。蓋を閉じてすぐカバンに入れた後に、たまにそういうことに。これは、購入した時からか。二つ目は、表題の、一度スリープすると、画面のタッチとペンが使えなくなる問題。三つめは、時々指紋認証が効かなくなる問題。最後のは、直近の BIOS アップデート後に出てきた問題と思う。

さて、タッチとペンの問題だが、色々調べてみた。一つわかったのは、タッチとペンが使えない時は、デバイスマネージャーで、「I2C HID デバイス」の一つにビックリマークが付いている事。そこで、それを一度、「デバイスのアンインストール(U)」して、「ハードウエア変更のスキャン(A)」すると、「I2C HID デバイス」がビックリマークなしで認識され、タッチとペンが使えるようになる。

ということで、一応回避方法はあるわけだが(そういや、再起動しても復活はする)、結構これらの操作は面倒である。そこで、バッチファイル(.BAT)で一発でこれらの操作ができないか、調べてみた。

まず、デバイスマネージャーで、デバイスのアンインストールと同様の事をやるには、いくつか方法があるようだが、DevManView.exe というフリーソフトを使わせてもらっている。GUI なソフトだが、コマンドラインから GUI 無しで起動してデバイスを操作することができる。.BAT ファイルには

"DevManView.exe" /uninstall "I2C HID Device"

と書く。

次に、ハードウェアの変更のスキャンだが、devcon.exe を使う。基本、Windows Driver Kit に含まれているらしいのだが、ダウンロードサイズがでかくて、このためだけにはつらい。Superuser さんの記事Windows のバージョン毎の最小なダウンロード方法が書かれている。ダウンロードして適当な場所に設置(自分は面倒なので DevManView.exe と同じところに置いてしまった)。.BAT ファイルに

"devcon.exe" rescan

を追加。で、いけるはずなのだが、管理者モードで実行しないといけない感触。.BAT ファイルを右クリック→「管理者として実行」でもいいのだが、小生、CLaunch というランチャーソフトから起動したかったので、.BAT ファイルのショートカットを作成して、右クリック→プロパティ→詳細プロパティで、管理者として実行するようにしてCLaunch には、ショートカットを登録した。毎回、ユーザーアカウント制御(UAC)で OK する必要があるが、タスクスケジューラを使ってそれを回避するまでも無いかな、と。

この辺のタスクマネージャーの制御は、一瞬では終わらないのもあり、CLaunch から起動してタッチが復活するまで 10 秒くらいかかるのが難点。普通にスリープから復帰したらタッチやペンが使えるようになっていて欲しい所。