パソコン・メモメモ備忘録

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ハコスコ 8K/360度カメラ Insta360 Pro 販売

Impress さんの記事。これはかなりハイスペックで実用性の高そうな、全天球カメラのようだ。7680x3840ピクセル 30fps の撮影が可能とか。3D ステレオ撮影だと、6K になるそうな。5760x2880x2 30fps ってところなんだろうか。結構な解像度ではある。さすがにここまで解像度があると、ほぼピクセルが気にならない VR 映像が見られそう。

気になるのは、3D ステレオの映像のステッチングというか合成方法だろうか。6 台のカメラで、それぞれ画角が 200度ということで、かなり余裕がある。各カメラの左半分だけをステッチングしたもの(右目用)と、右半分だけステッチングしたもの(左目用)を用意すればいいのかな? 完全に左半分とかではなくて、少し左よりの領域を切り出して繋げばいい?

キューブマッピングと H265 で 60% の帯域の圧縮を図っているとか。H265 だともう少し頑張れそうな気がしたのだが、そうでもないのか。キューブマップの効率向上は、以前計算したところだと単純なピクセル数だと 25% 削減程度。まぁ、Equirectangular だと、上下端の方は、かなり横に伸びた感じになって H265 なんかの圧縮もかかりやすそうなので、それほど差は出ないのかも。

45万円もするので、まぁプロかセミプロの方が使う機材、といった感じだが、こういうカメラが普及して、現在のような、解像度の低い昔の VHS ビデオレベルのものではなく、視界の中心がフル HD 並に綺麗に見える全周囲映像が普通に流通するようになって欲しいものだ。まぁ、HMD の方も解像度を上げる必要があるが。

とは言え、近い将来は深度カメラも、色々な方向を撮影して、頭を傾けたりどの方向を見ても正しく立体視できる 3D ステレオな VR 映像が一般化して欲しい所。深度カメラが無くても、6台とかカメラを搭載したものなら、ステレオマッチングで、深度も計算できるかもしれないが。多少は頭の移動にも追随する全天球映像が欲しい所。ライトフィールドカメラも期待できるのだろうか。今ひとつ原理がわかっていないので良くわからないが。次世代の全天球カメラに期待。