ITMedia さんの記事。
最近、パノラマ撮影カメラが流行っている。Samsung のは HMD Gear VR との連携を想定したものらしい。結構ものものしい筐体だ。35 メガピクセルのカメラが 17 台とは、とんでもない物量投入型のシロモノだ… と思ったが、フル HD カメラが 16 台＋トップカメラと図には書いてある。フル HD 17 台のストリームを 35 メガピクセルの動画にする、ということだろうか。Theta は SP360 と比較すると圧倒的な高解像度で有ることは確か。恐らく、発売されても結構なお値段だろうな… 安くて 20 万円くらいか。
高解像度だけではなく、３Ｄステレオな所もポイントのようだ。パノラマ画像の３Ｄステレオがどういうものなのか良くわかっていないが、デプス（奥行き）情報も記録したりするのだろうか。単純に、パノラマじゃない映像のように、二つの画像ストリームがあればいいわけでは無いはず。デプス情報があったとしても、両眼の映像を生成する際に、オクルージョンの問題がある。何か特許をとっている技術を使っているっぽい。
実際は、45度分を担当する２台のステレオペアで１６台のカメラのようなので、うまくやれば必要な撮影はできているようにも思う。パノラマ画像の再生表示は、結構歪みとか適当に対応されている気がするが、割と微妙な精度を要求される３Ｄステレオと両立するとなると、パノラマの方も結構まじめにやる必要がある。
この辺りはうまく出来ているなら、HMD で見た再生映像は、とんでもなくリアルなものになる可能性は高い。これは非常に楽しみだ。
