実は、Android 端末だと思っていたのだが、違っていたようだ。ディスプレイとストレージとビデオカメラの付いた、Bluetooth でスマートフォン等と連携できるデバイス、といった所か。
しかし、カメラが付いているというのは多大な問題を含んでいそう。盗撮問題的な所が議論の種になる可能性が。一般的な盗撮とは違って、撮影していたとしても、おおよそ何を撮影しているかは周囲の人にわかる。こっそり撮影、ということは少ない。しかし、肉眼で見るのとは違って、一瞬の出来事でも記録して、世界中に発信できてしまう。撮影されたものは記録されるのを止めることは出来ないし、送信することもまず止められない。一瞬だと撮影されたことも知覚できないかもしれない。そうなれば普通の盗撮と同じ。
何か、マーカー等付けて、撮影されたくない事を明確にして、Google Glass でそれに対応したとしても、殆ど意味はないだろう。Google Glass に非常に外見を似せた偽物で、そういう被撮影拒否機能に対応しないものを使っていても、他の人からはわからないだろうから。
困るのは、カメラを搭載していない HMD だけのメガネ型デバイスも、カメラが付いていると間違われても仕方がない、ということも。今でも、カメラが付いていないケータイでも、撮影禁止の所で使いづらい。
Google Glass のようなデバイスが普及して、常に撮影されている、という日常に慣れる日が来るのだろうか。