テレビ放送に使われているからだろうか、PC 業界、携帯業界もフル HD(1920x1080ピクセル）化の流れが加速しているように感じる。Windows8 発売を前にして、UltraBook やタブレット PC、コンバーチブル PC にフル HD 液晶を載せるのが主流になってきそうだ。11.6 インチの液晶でもフル HD だ。確かに、Samsung Series7 Slate で OneNote にタッチペンで線を描くと、細い線が書けなくて微妙につらい。補足すると、アンチエイリアスがかかっているとはいえビクセルのガタガタが気になる。まぁ、フル HD になっても 136dpi が 190dpi になるくらいなので、まだ十分では無い気がする。2560x1440 くらい欲しいかな。
それはさておき、dpi の高さで言うと、5 インチでフル HD というのも出てきた。SHARP の CGシリコン液晶で実現されたものが CEATEC 2012 で出ていたそうな(Impress さんの記事）。ジャパンディスプレイからも量産出荷の発表（Impress さんの記事)。443dpi か。ここまでくると、上で書いたような手書き線のピクセルを感じる事はまずないだろうなぁ。IS03 の画面でさえ、至近で見てもほとんどピクセルは見えないし。まぁ、全く見えないわけではない（至近なら）。600dpi くらい行けば、虫眼鏡無しではピクセルは見えないんじゃないかなぁ。
画面の解像度が上がって困るのは、描画能力への要求が高まることと、それも含めての消費電力の増加か。こればっかりは技術の向上と革新を期待するしか無い。そろそろ、スクロールや拡大縮小等は液晶パネル内でやっちゃう時代がきそうな気が。
ちなみに、個人的にはテレビ以外は、1920x1200 の方が使いやすい気がする。特にタブレット・スレート PC は。フル HD はちょっと細長すぎる。タスクバーを画面右端に持ってきているが、それでも細長いような。
