まだスペック詳細が全く公開されているので、期待だけしかできないが、なかなかに興味深いプロジェクターだ。
プロジェクターの光学系に、２枚の 90度光軸を曲げられる鏡を挿入したのがポイントらしい。しかもその鏡を含めて回転できると。２軸回転軸があると、結構色々な方向に向けられる。しかも、本体を縦置き、横置きできるので、縦長画面に投射するのも簡単。この投射レンズを回転させる部分の精度が結構重要な気がする。その辺りが、カメラやレンズを作っている富士フィルムの技術の高さが物を言っているのだろうか。しかも、超短焦点だし。
写真に写っている AC 電源コードのコネクタ（３芯）の大きさから推測すると、筐体は結構大きい感じ。スリムタイプの PC よりは小さいとは思うが、モバイルタイプのプロジェクターとしては大きめなんじゃないだろうか。
ただ、レンズシフト的な機能はさすがに入れるのは大変そう。基本真正面投射になるのかなぁ。それはちょっと使い勝手が悪いかも。自分の影が入らないようにするには、スクリーンの真正面から視聴できないということだし（台形補正機能があれば、画質と引き換えにできるが）。
これだけ投射方向に自由度があると、プロジェクタ投射のマネキンを開発されている某社の方は喜ばれるのではないだろうか。はてさて。
