１週間前だが、Impress さんの記事。Kinect といい、Microsoft は結構先進的なものを研究開発し、それをちゃんと商品化している点は評価に値するんじゃないだろうか。
HoloLens は、OcculusRift とは違って、同じような HMD だが、シースルーで、現実の世界に CG を重ねて表示するためのデバイスらしい。まぁ、OcculusRift でも、カメラを取り付けて、そこから取り込んだ画像に CG を合成して表示すれば、理論的には同じとは言えるが、実際には色々違う点は有るだろう。
この手の HMD で気になるのは、ディレイである。イメージ映像？だと、本当に壁に CG の絵が貼り付いているように見えたりしているが、実物だとどうだろうか。実際、画面の解像度やコントラスト云々よりも、如何にそこに貼り付いているように表示できるか、が、この手のデバイスの重要なポイントに思える。OcculusRift や Sony の Morpheus も、ディレイを軽減する設計と、動きを予測してディレイを隠ぺいする制御技術を組み込んでくるはずで、HoloLens でもそのあたりが重要になりそう。
実物には、カメラ的なものが複数搭載されているそうな。おそらく Kinect2 に搭載されているような、深度センサも含まれていそう。壁に貼り付いて表示させるには、かなりの精度で３次元的な距離や方向を把握している必要がある。
後、気になるのは、CG が表示されている部分は、シースルーを止める必要があること。以前もどうすればいいか考えていた。もう一層液晶の層を入れて、CG の部分だけ白くできるといいのだが、そんな液晶（的な）素材はあるのだろうか。もしくは、CG を非常に明るくして、多少その部分も透けて見えていても気にならなくするとか？
年内には発売されるという噂もあり、詳細な情報を得るのが楽しみである。
