ちょっと古いが、ニュースリリース。一眼のα7S の高感度がインパクトがあったが、このセンサもそれを受け継ぐものなんだろうか。解像度は SXGA をちょっと横に伸ばしたくらいなので、それほど高くないが、車載用なので、前を走る車のナンバーが写る程度はあるのかな。
車は夜走ることもあるし、赤外線を投射するタイプのカメラもあるが、高感度で写す選択肢があるのは重要である。実際には、ヘッドライトがあるため（意図的に消さない限りは）非常に明るいところと暗い所が混在するので、カメラにとってはなかなか厳しい撮影対象だろう。
さて本題だが、ニュースリリースに載っている従来品との撮影画像の比較の画像がちょっと意図的すぎるかな、と思った。従来品の方は、真っ暗でかすかに被写体が見える程度。それに対して今回のセンサでの撮影画像は、ざらざらしたノイズにまみれながらも、割りと細かい所も見えるし、色も薄いながらもわかる。ここまで差があるのか、という感じだが、従来品は、本当に全然写っていないのだろうか。
ということで、従来品の画像をレベル補正してみた。だいたい同じような画素値の分布になるようにしてみたら、確かに、画質差ははっきり有るのだが、真っ黒な画像を挙げるのはちょっと不適切じゃないかと思われる。ニュースリリースとしてこんなんでいいのかなぁ。
