製品のサイト。ここの所 IFA2013 があったのもあり、画像・映像関係の機器で面白い新製品の発表が目白押しだ。この全天球カメラもなんか面白すぎる製品だ。
上記サイトでサンプルを観ることができるが、非常に興味深い。カメラ自身も殆ど写らない（少し写ってしまう）のが素晴らしい。二つのカメラの繋ぎ目も殆どわからない感じだし（多少、特性の差があるようではあるが）、全天球カメラとして十分成り立っている印象だ。
解像度的には、もう一歩欲しい所だが、ここまで写れば使い道は色々とありそう。風景を切り取って残す通常のカメラと違って、風景を全部残してやろう、という意思をもって撮影する目的にはぴったり。部屋の中でもいいし、屋外のきれいな風景の場所でもOK。
普通、カメラは被写体を狙って撮影するものだが、このカメラは、狙う必要が無い（ピントとか考えたら多少はあると思うが）。カメラの位置とタイミングが全て。カメラのイメージが変わってしまう部分も持っているのだ。
この光学系を使って、動画にも対応して欲しい所。後は、今のデジカメ並みの暗所感度性能とかにも期待したい。バージョンを重ねてパワーアップしていって欲しい。個人的には、まだ買えないかなぁ。値段しだいだけど。
以前から、魚眼レンズ等を使って、全天球撮影をすることは行われてきたし、全天球 HDRI 撮影を職場でやったこともある。が、１ショットで撮れる、というのは大きい利点だと思う。ミラーボール等を使うよりこっちの方が良さそう。
複数台使って、３Ｄステレオ撮影も面白そう。３台使ったら、かなりカメラ自身を消せたりしないだろうか。３脚も鬱陶しいので、ワイヤーで吊るとかしないといけないかな。
かなりわくわくするカメラだ。
