パソコン・メモメモ備忘録

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Dell XPS13 2-in-1 7390 レビュー (2) アクティブペン

先日購入した Dell XPS13 2-in-1 だが、画面保護フィルムを AMAZON で買って、貼り付けたので、やっとペンを解禁した。これまで WACOM の EMR 方式のペン(電池・充電いらず)を使い続けてきた。無駄に?6本もペンを持っていたくらい。だが、今回 EMS 方式のペンへ転向することになった。スペック的には、1秒間に240回のスキャンと 4096 段階の筆圧検知、傾きも検出するという素晴らしいもの。実際使ってみるとどうだろうか。

2-in-1 な XPS13 なのだが、ペンはオプションである。おそらく MS Surface Pro と同じ方式で、安いペンも使えると思うのだが、ひとまずは純正 DELL 製のものを購入した。本体と同時購入でも1万円近くする高級品だ(単体で買うともっと高かったはず)。本体の横に、マグネットでくっつけられる点に、この価格の価値を見出したのだが、どうだろうか。

さて、小生は、絵を描いたりはたまにしかしない。ペンを使う目的は、OneNote でノートをとるのがメイン。ノート上に字を書いたり、簡単な図を描いたりだ。で、以前のようにやってみた。最初はかなり違和感があった。

まず、ペンの重心が結構上の方にある点。単5の電池を結構上部にセットするのが大きい。まぁ、そこは慣れれそうな気はする。次に気になったのは、ペンの後ろが消しゴムじゃない点。これまでいつもそれを使っていたので、ついついこのペンでも文字を消したりする際に、ひっくり返そうとしてしまう。側面のボタンの下側を押しながら、ペン先でなぞれば消せる。これも慣れかな。ちなみに、側面ボタンの上側は、右クリックになっていて、小生に必要な操作は一応できる。また、それに関連して、普通に字を書いている時も、側面ボタンを誤って押してしまう事が多々。小生、ちょっと教科書的じゃない鉛筆の持ち方なせいもあって、側面ボタンが下向きになるように気を付けて持たないといけないのが少々面倒。まぁ、これも慣れか。

ペンの追随性は、こんなものかといったところ。ペン自体の性能もあるが、アプリの方の作りも重要ではないだろうか。まだ、OneNote でしか使っていないので良くわからない。FireAlpaca でもいろいろ試してみるかな(お絵描きは不得意だが)。ちょっと違和感が強いのは、ホバー状態での追随性である。ペン先がタッチしている状態だと、カーソルが俊敏に反応するのだが、ペン先が少し浮いている状態だと、カーソルがゆっくりとペン先を追いかけてくる感じ。細かく言うと、ある程度ペン先(の指す画面上の位置)とカーソルが離れていると(数mm?)素早くついてくるのだが、ペンが止まった後、その数 mm を動いて追いつくのが遅いイメージ。ペン先とカーソルとの位置ずれもほとんど無いので、カーソルなんか気にせずどんどん書いていけばいいだけなのだが、どうしてもカーソルを見てしまって、思うように書けない時がある。これも慣れかなぁ。最初「書」という文字の横平行線がうまく書けなかった。

一応、Windows のペンのキャリブレーションツールで調整したりして、今は、だいぶ文字がすらすらと書けるようになった。ただ、紙にボールペンで書いてみると、なんてストレスが無いんだ、とは思ってしまう。まだまだだなぁ。画面保護フィルムが光沢タイプで、ペン先の摩擦が小さすぎてつるつる動くのも原因かも。紙に書く書き味のフィルムも売っているので、それに貼り換えたい所。

それと、2-in-1 だけに、どういう状態で使うか、という問題もある。基本、1.32kg もあるので、浮かした状態で使うのは厳しい。どこかを机に接した状態で使うのが、個人的には前提。まずは、完全にタブレット状態にして使うのが一手。上の方を持てば、キーも無くて、ペンだけを使う場合は良い感じ。ただ、キーボードを打ちたくなった時に、スクリーンキーボードを出すか、物理キーボードを本体を回転して出してくるのは結構面倒。それは、タブレット状態からちょっと開いた、スタンドモードでも同様。キーボード全体を接地して、画面だけを左手で支える感じ。支えなくても筆圧低めなら書けるが、画面が揺れるので、支えは必要と思う。掴むのも画面だけだし、接地面が大きいので安定して意外にいいかも。ただ、キーボードの問題あり。

後は、普通のラップトップ PC の状態で、画面をどの角度に開くか、といったところ。結局、それなりに水平に近くないと書きづらいので、画面はかなり開き目。問題は、手のひらや手首を、キーボードやタッチパッドに置いてしまう点。OneNote だと、結構タッチパッドをクリックしてしまってもペン描画中は無視してくれるみたいだが。この辺りもやっぱり慣れかなぁ。ラップトップ状態でも、キー無効化を簡単に On/Off できると便利かも。

ということで、現状、このペンについては、あまり満足度は高くない。慣れが改善させてくれることを期待するが、どうか。そうそう、本体へのマグネットでくっつくのは、個人的にはいい感じ。さすがに内蔵では無いので、たまに何かに引っ掛けてぽろっと落としそうになることもあるが、基本パシッとくっついていてくれる。これは OK。

で、ちょっとテストしてみたら、衝撃の結果が出てしまった。いわゆる定規で直線を描いてみるテスト。垂直や水平線が綺麗な直線が引けるのだが、斜めの線はかなりはっきりと蛇行している。ペンの傾きも一定になるように気を付けて引いているので、この蛇行具合は、ペンの位置検出精度の問題だと思われる。もしかして入手したのが初期不良品なのか、そもそも欠陥仕様の製品なのか… お客様サポートに相談してみるかなぁ。OneNote でも FireAlpaca でも同様なので、アプリ側の問題では無いぽい。う~んといった感じ。別のペンも試してみるかなぁ。垂直水平が綺麗だけに惜しい。

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もしかしたら、というか、確実に画面保護フィルムの影響は受けているとは思われる。が、恐らく剥がしてもこの揺らぎは無くならないんじゃないかなぁ。剥がす勇気が無い。ほかの人のレビューを探すか。