Impress さんの記事。こういうちょっとした他と差別化している製品は結構好き。非破壊で、綴じ代の際までうまくスキャンできる所が売りらしい。ポイントは、スキャンするフラットベットが、筐体の角ギリギリまできている所。そういや、plustek 社の OpticBook 3800 とほとんど同じに見える。OEM かな? イーサプライさんも EZ4-SCN033 というのを出してるな。
素人考えだと、そんなに難しい技術じゃない気がしたり。センサとライトをできるだけ端っこまでいくようにできればいいだけ? まぁ、液晶画面も端っこギリギリまでは、なかなか厳しいようなので、同じくらい難しいのかも。明るさのムラはソフトウェアでなんとか補正すれば良さそうだし。
ここまで苦労しても、やっぱり裁断してスキャンする方が、スピードも画質も良さそうな気がするのが、ちょっと残念。どうしてもしっかり残したいページを、じっくりスキャンする用途だろうか。
未来になったら、0.1 ミリ以下の解像度でスキャンできる CT スキャナで、書籍を一気にスキャンする方法が一般的になりそう。現在でも、5ミクロンレベルの解像度のマイクロ CT スキャナはあるそうだし。小生の布の繊維(糸じゃなくて)1本1本がわかる CT スキャナ画像は見たことがある。書籍用に色々チューニングすれば、お金次第では今の技術でも出来そうな気がするが、インクの色や紙の繊維を区別するには、X 線じゃ無理か。
1mm 位の薄い全面センサみたいなのを、1 ページずつ本に挟んでいくようなスキャナの方が実現性があるだろうか。12 インチ 4K 液晶くらいの解像度でセンサを並べた薄い板を作るのは難しいのだろうか。RGB は時分割で別照明を当てれば良さそうだし。2x2 の画素が RGB の発光素子と一つの受光素子のセットになっていて、それが多数並んだものとか。不要な光の回りこみを避ける画素間の壁とかマイクロレンズとか、色々考えないといけない事はありそうだが。
Plustek OpticBook A300 | 高速読取りブックスキャナー A3スキャナー
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