もっと早く出てきそうだったが、やっと来月発売されるらしい。一般向けの非破壊書籍スキャナ。なかなか洗練されたデザインに収まっているように思う。まぁ、デザインよりも機能と性能がどうか、が気になるわけではあるが。見開きをフルに広げた状態でスキャンするのがちょっと勿体無い気がする。理想的には、本は余り広げず(90度くらい?)2台のカメラで撮影するのがよさそうな気がするが...値段も2倍になるかも。
ページの丸み(膨らみ)を補正してくれるらしいが、ページ全体の形状を読み取って補正するのだろうか。変に真っ黒なページとかが連続で挟まっていたらちょっと困るかもしれない。後は、照明のムラを如何に均一に補正するか、だろうか。これもいやなグラデーションの背景のページとかがあると大変そう。
Kinect みたく、奥行き情報も撮影カメラの横で測定すれば、補正が確実にできそうな気がするがどうなんだろう。とは言え、それなしでもそこそこ出来て、深度センサを追加しても、少ない失敗例の幾つかが成功例に変わるだけだと、その分のコストアップは、ユーザに受け入れられないかもしれない。なかなか難しい。
ページめくりは手でやるっぽい。裁断&オートフィードでスキャンに比べると裁断に必要な時間を考慮しても相当時間がかかりそう。それでも非破壊でないといけない書籍には有効ではあるが。
近い?将来は、CT や MRI の精度が非常に高くなって、本を閉じたままスキャナに置くだけで、すべてのページをスキャンしてデータ化できるようになるのだろうか。どんな技術があればそれができるか、なんか考えるとわくわくする。未来は楽しみだ。