Engadget さんの記事。まぁ、順当に技術は進んでいるだけ、と言ってしまうと味気ないが、まだまだ限界じゃなかったことを証明する新製品。しかも、すでに発売中だそうな。
まぁ、余りに頑張りすぎて少々おろそかになっている点が無いかは気にかかる所。一つは転送速度。SD スピードクラス 10 の表記があって、10MB/s は保証されているということらしい。128GB を 10MB/s でアクセスすると、12800 秒。3 時間半余り。結構な時間が掛かってしまう。この倍でアクセスできたとしても、1 時間半くらいはかかりそうだ。削除してしまったファイルを復活するソフトなんかも、精密に全体をスキャンしようとすると結構たいへんなことになりそう。まぁ、良くアルゴリズムは知らないので、そんなことは無いのかもしれないが。
もう一つは、データの保持性。1 ビット当たりの記憶のための物理的な大きさがどんどん小さくなってくると、フラッシュメモリ的には条件が厳しくなってくるらしい。製造時のエラー、短期的なエラーと長期的なエラーのそれぞれ気になる所。サンディスクほどの大手有名メーカなんで、その辺りは充分クリアして製品化しているとは思うが、何となく不安ではある。
しかし、128GB となると、フル HD な動画を 15 時間とか録画できる(AVCHD クラス）。それが、床に落ちていたりして、ペキッと踏んでしまったりしたら目も当てられないな。しかし、ビデオライブラリーを構築する場合は、HDD より圧倒的に小さい空間に詰め込める。写真のアルバムに、説明書きの紙と一緒に入れて、本棚に立てかけておけば、狭い部屋でもかなりのライブラリーを作れそうだ。１冊 10TB とか。まぁ、どれだけお金がかかるか考えるとぞっとするが。
