パソコン・メモメモ備忘録

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HMD で 〜m 先に 〜インチの画面と同等、とかいう話

Sony から HD な有機 EL の HMD(Head Mount Display)が 11 月に発売されるとのこと。20m 先に 750 インチのスクリーンと同等とか。一体どういうことなんだろう。

同様の HMD を見てみると、Vuzix 社の iWear Wrap 920 だと、67 インチを 3m で見る感覚だそうな。結構違う。はてさて、HMD の画面は何 m 先に浮かんでいるように見えるか、が何で決まるのだろう。カタログには、視野角のみで適当に計算した値がかかれていたりして。

人間の視覚の立体視の要素のなかで、関係しそうなのは、水晶体の焦点調節と両眼の輻輳だ。上記の HMD は、どれらが書かれているスペック通りに調節されているのだろうか。しかし、前者はともかく後者は、両眼の間隔と、HMD の両目のレンズ間隔をぴったり合わせないといけないので、少々難しいかもしれない。

幸い、SonyHMZ-T1 は両目のレンズ間隔を調節できるらしいので、ほんとうにスペック通りに見えるようにできる、ということか。ちなみに、両眼間隔とレンズ間隔がずれていた場合にどうなるのかは、レンズ系によるように思う。単純に両眼の輻輳角度が変わるだけなら、画面との距離が変わったように感じるかも。

後、水晶体の焦点調節は、個人的にはちょっと悩ましい。裸眼での視力が低い小生は、実際に 20m 先のスクリーンだと、細かい所は良く見えないに違いない。裸眼で細かい所まで識別できるのは、15 cm が限度。メガネ無しで HMD を使おうとすると、焦点が合わせられたとして 5.6 インチくらいの画面か。ちょっと悲しい。

実際には、水晶体の焦点調節と両眼の輻輳、どちらが人間の感覚で優先するのだろう。願わくは、両眼の輻輳で有って欲しい。メガネ無しでもくっきり見えつつも、画面は 20m 先の 750 インチをメガネをかけた状態でみた感覚になるのが希望。ていうか、普段メガネをかけても外しても距離感の違いを感じたことがないなぁ(というかメガネを外している間は、焦点調節と距離感は関連してない気がする。視界の殆どは焦点があってないし)。焦点調節での距離感は相対的なものだけかもしれない。

といったところで、HMZ-T1 の実物を試すのが楽しみになってきた。本当はどうなんだろう。

Vuzixビデオアイウェア多くの映像機器から大画面2D/3Dで視聴できる装着型ディスプレイ  Wrap920

Vuzixビデオアイウェア多くの映像機器から大画面2D/3Dで視聴できる装着型ディスプレイ Wrap920