パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

Pic3D 続き

今日は帰りにヨドバシに寄って、富士通の ESPRIMO FH99/CM の展示を観てきた。総論としては、店頭で見ても良く解らん、といったところ。確かにわかった点もある。

一つは、Windows の文字は読めない、ということ。先の記事に書いたニュースサイトのレビューの画像より、実物は更に文字が読みづらかった。両目で補完されてもう少し読みやすくなるんじゃないかと予想していたが、全く。ClearType の影響とか以前な気がした。3Dステレオな動画でも、ロゴなどの輪郭には、ギザギザ感があった。やはりレンチキュラーシートで解像度が半分になっている関係だろう。それ以外は、全体的なザラザラ感については小生はわからなかった。鈍感なのかも。

立体視については、個人的にはちゃんと立体的に見えた。が、店頭で、他のお客さんもいたので、スイートスポットをじっくり詰められなかった。とりあえず画面を覗き込んでみると、中心付近はいい感じに立体的に見えるのだが、画面の端に行くまでに、奥行き感が逆転する領域ができてしまっていた。要するに、画面から目までの距離が、合っていなかったんだろう。画面にはデモ用の動画がずっと流れていたので、スイートスポットを見つけるのは無理だった。適切なテストパターンでも表示しつつ、頭を前後左右に動かしてスイートスポットを見つける必要がある。きっとそれは存在しているはずなのだが。

ちなみに、基本的にレンチキュラーシートは、縦縞(に近い角度の縞状)である。左右の目に別の画像を見せるためなので当たり前である。しかし、液晶の RGB のサブピクセルも大抵縦縞である。それだと、レンチキュラーシートの貼りつけ精度次第では、左目に、左目用の RG と右目用 B が見えたりしてしまうんじゃないかと気になる。レンチキュラーを使った3Dステレオなモニタは、RGB のサブピクセルを縦に並べるべきではないのだろうか。そうなっていないのかなぁ。ClearType で困るかもしれないが、それよりも立体視重視の製品があっても良いはず。

その点、アクティブシャッター式の3Dステレオなモニタはもちろん、走査線毎に左目、右目を変えている偏光フィルター式のモニタは、その現象が起きない利点があるように思える。が、レンチキュラーシート式は確かに画面が明るかった。偏光フィルターも通らないし、一瞬真っ暗な画面を見せられている訳でもない。ここは割と大きいメリットだ(もちろん眼鏡なしという最大のメリットはある)。

もう一度、スイートスポットの画面からの距離をちゃんと確かめてから、実物を見てみたいと思う。

後、富士通の PC には、専用の PowerDVD が付属していたようだが、シートだけ購入した場合はどういった感じになるのだろう。気になる。小生 PowerDVD 11 Ultra を購入しているのだが、さすがに Pic3D 用のメニューらしきものは無かった。残念。