パソコン・メモメモ備忘録

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AMD Radeon GPU で HDR 対応

Impress さんの記事。今更というかなんというか、という印象も無くはないが、これはこれで技術の進歩の一つということだろうか。

職場で GPU 向けシェーダーを書くこともあるが、ずっと前から HDR は当たり前である。最近は、ハーフ float も使わず、普通に float でばしばし計算をしている(手抜きかもしれないが)。ゲーム用途など、精度よりも性能を重視する分野では、このあたりはかなり気を使うようではある。

GPU 内部では、こんな感じで RGB 8ビットずつとか、どんだけ制限がかかっているんだ、というレベルだが、表示装置であるディスプレイ・テレビがやっと HDR に対応し始めた、ということで、GPU とテレビ間を HDR で接続する規格がやっと固まってきたようだ。

数年前は、HDR テレビといえば、液晶パネルの後ろからプロジェクターを投射するとかいう力技なものが発売されていたような気がするが、昨今、バックライトの LED の性能が上がって、画面をかなり明るくできるようになったのも一つの転換点なのかもしれない。消費電力も同じ明るさなら下がってくると、よりたくさんの LED を並べることで、明るさを稼ぐこともできる。さらに、場所ごとに LED の明るさを変えることでコントラストを稼ぐローカルディミングも行われていて、普通のパネルで高コントラストがだせるようになった。

上記記事中、4K の SDR よりフル HD の HDR の方が綺麗に見えるとか書かれている。これは本当だろうか。まぁ、画質の何を重視するか、というのにもよるし、画面の大きさにもよりそう。

それはさておき、早く HDMI2.0 対応の Radeon を出して欲しいものだ。HDR 対応の HDMI2.0a よりも、こっちが先じゃないだろうか。