パソコン・メモメモ備忘録

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NVIDIA Light Field Glass

4gamer 西川善司 さんの記事
これが実用化されたら画期的だなぁ。素晴らしい技術だと思う。目に入ってくる光を全て(は言い過ぎか、殆どを?)シミュレートする事ができると。焦点深度的なものも含めて全て現実と同じように目に入れられる。

問題は、記事にも書かれているが、画面(位置)解像度と角度解像度? ここはかけ算になるので、とんでもない画素数の表示パネルが必要になる。結局、ホログラムを表示できるくらいの解像度のパネルが要求されるのだろうか。ただ、超高解像度のディスプレイパネルとそれに見合ったマイクロレンズアレイがあればいいので、ディスプレイ部はかなり薄くできるのも利点。

後は、レンダリングか。恐らく近いうちに死ぬほどたくさんのレイを処理できるレイトレース処理チップが開発されるに違いないので、それまでの我慢じゃないだろうか。NVIDIA は昔、GTS(Giga Texel Shader)という商品名を使っていたので、TRT(Tera Ray Tracer)とか開発するはず。Tera Collision Detecter とかでもいいけど。う〜ん、小生にはネーミングセンスなし。

生真面目に一位置の一方向のレイずつレンダリングするんじゃなくて、もっと手が抜ける手法がきっとあるに違いない。多分。周波数領域に変換して、ゴニョゴニョするとか、ウェーブレット変換したり。ポリゴンより、ボリューム(ボクセル)モデルの方がレンダリングしやすかったりして。

記事中には、近視の人でもメガネ(視力矯正用)が必要ないそうな。小生のようなかなりの近視持ちには有難い特性だ。視度調節できる HMD があれば、それはそれでいいのだが、光学系はやはり嵩張る。液体レンズとか使っても。

他には、眼球を動かした時にどうするか、という問題もあるような。眼球の回転をセンサで検知して、それに応じて表示内容も替えるのだろうか。メガネほどの眼球に近いディスプレイだと、黒目の移動距離もバカにならないと思われるし。勝手に想像しているだけなので、実は関係無かったりして。LightField が良く分かっていないかも。
更に、頭部の回転も OcclusRift ばりにちゃんとトレースすれば... あまりやり過ぎると現実世界に復帰できなくなるか。

そういや、眼球の動きや、水晶体の動きをトレースできるのなら、LightField のうちの必要な部分だけ(高解像度で)レンダリングすればいいような。殆どは、ピンぼけで見えてないはずだし低解像度レンダリングで OK とか。


技術の進歩は楽しみだ。