複数の PC でマウスやキーボードを共有するソフトとして Input Director を愛用している。最近、同様のソフトがあることを知ったので、試している。それが Mouse Without Borders というソフト。このそふとの特徴は、ファイルの D&D が PC をまたいでできることだろうか。とは言っても、とりあえずファイルがコピーされる感じだ。でかいファイルだとそれなりに時間がかかる。それと、画面キャプチャ機能が凝っていること。ローカルのキャプチャをリモートへ送れたり。役に立つこともありそうな。
といいつつ最大の特徴は、Input Director にある Master/Slave の概念が厳密でないこと。どの PC の物理マウスやキーボードも使うことができる。ただ、最後に有効な（論理）マウスカーソルがありキーボードが有効な PC 以外の物理マウスやキーボードが使えない場合があるようなので、注意。
Input Director で満足しているのだが、時々 PC 間移動ができなくなる時があったり不安定なところもある。まだこちらのソフトは使い込んでないので安定性はわからないが、機能的に足りないところもある。大きいのが、上下に画面を並べられないこと。手元の Series7 Slate と正面のデスクトップのモニタの間を行き来する場合は、上下のマウス移動の方がしっくり来る。
もう一つ、気になるのは、リモート側でマウスの動きが機敏になりすぎる点。Input Director ではそんなことはないのだが、画面の解像度の差の影響が出ているのだろうか。
あと、Mouse Without Borders は、ある Win7 x64 の PC にはエラーでインストール出来なかった。他の Win7 x64 の PC では大丈夫だったんで、何が問題なのかよくわからず。そもそも使えない PC は仕方ない。
まぁ、結局どちらのソフトも一長一短で、どちらを選ぶかは悩む所。
