パソコン・メモメモ備忘録

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20万円台の光造形 3D プリンタ ノーベル 1.0

ニュースリリース。時代はどんどん進んでいく。昨今、3Dプリンタがやけにはやっていて、我が職場にも1台あったりするが、これは樹脂を熱で溶かして積層していくタイプ。機構が単純だが、結構癖があったり精度もあまり高くなかったりで、多少の残念感がある。ABS の温度変化による歪みや、マルチヘッドだとすでにプリントした部分にヘッドがぶつかったりこすったり、逆テーパー部での乱れとか。他の機種だともっとマシなのかな。

愚痴はさておき、より高精度な造形が期待できる光造形式のプリンタが個人で買えるレベルになってきたとは、個人的には驚くべき。とは言え、素材とトレイ(タンク?)が結構高い(レジンが15,800円/リットル、タンクが 7,200円)ので、大量生産には向か無いだろう。お金持ちでなければ。入念に CAD でデータを作りこんで、入魂の逸品を作る時に使う感じだろうか。

光造形式の原理・構造がいまいちわかっていないのだが、光硬化樹脂のプールにプレートを沈めて?下から紫外線レーザーで一層毎硬化させつつプレートを持ち上げていって、出力物を引き上げていく感じっぽい。Wikipedia に一般的な光造形の説明がある。

紫外線レーザーをどういう風にスキャンさせるかが気になる所だが、ミラー式だとかなりの精度が必要そうなので、FDM 方式ぽく、レーザーが付いたヘッドを動かすんじゃないだろうか。プリント速度は FDM 方式と同程度になりそうだが、コストは下げられそう。もう一つ気になるのは、一層毎に樹脂を表面に塗る?機構。プリント物を持ち上げたら、勝手に浸透するのだろうか。

DLP プロジェクタを使うタイプもあるそうだが、それだとプリント速度は結構上げられるのだろうか。最近の超高解像度な液晶ディスプレイをマスクにして、紫外線ランプ(LED をライン上に並べる?)をスキャンさせる機構とかどうだろうか。液晶のコントラストがと液晶が紫外線に耐えられるかが問題になりそうだが。

コピー機みたいなトナー式の3Dプリンタとかでないのかなぁ。