パソコン・メモメモ備忘録

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画像マイクロフォン

GIZMODO さんの記事。原理的には可能だが、現在の技術では、色々な点で無理、と思うものが現実的になってきているということか。そういうのに気づいて、ものにしている研究者・技術者の方々には頭が上がらない。

(大きい)音を受けた物体が振動するのは、誰しも経験があるはず。それをカメラで撮影して、音を復元するとは、原理的に可能であるが、そこまでの精度の機器があるとは思えてなかった。高速度撮影可能なカメラと、十分音で振動するオブジェクト(植木の葉っぱとか、ポテチの袋とか)があれば、それが可能であることを示したのは素晴らしい。

さらに印象的なのは、普通の 60fps のカメラでも、通常の撮影では邪魔者のローリングシャッター歪をうまく利用して同じような音声再現ができている点だ。確かに、ローリングシャター歪の中には、1フレーム時間より短い時間での動きが含まれている。それを活用するとは。

大きい音で無いとカメラで捉えられるほどの振動が無さそうだが、どんどん高解像度化するカメラを用いれば、当たり前の技術になるかもしれない。うまく絞り込めば(振動が検知できる画面の範囲を絞り込んでいけば)フレームレートは結構あげられそうだし、それ専用にチューニングした機器なら使える場面は多そう。

個人的には、高感度のカメラとか使って、マジックミラーの向こう側を鮮明に写すカメラなんかも出てこないかな、とか考えたり。電車の窓の映り込みを、外の風景から分離してくっきり撮影したり。多ビットの画像センサがあればなんとかならないかな。

はてさて。