パソコン・メモメモ備忘録

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Miracast 使えなかった

SurfacePro/SurfacePro 2 と大型 TV を Miracast で接続しようと Push2TV PTV3000 を用意した。2セット。事前にテストした際は、そこそこ使えていたのだが、実際に運用しようとした所、コマ落ちや画面の乱れも多く、さらに接続が切れまくりで使い物にならなかった。原因は、2系統をそこそこ近くで使おうとした点、他にも Wifi で LAN を組んでいて、SurfacePro/2 は、PTV3000 と同時に、こちらにも接続していたことが考えられる。折角購入した PTV3000 も無駄遣いになってしまった。

PTV3000 は 801.11a にも対応しているようなので、5GHz 帯の 11n で接続したら、多少は安定したかもしれない、と今は思うが、どうやって 5GHz に限定するかは不明である。PTV3000 にそういう設定は無いっぽいし、SurfacePro 側の Wifi ネットワークアダプタの設定で、5GHz 帯だけを使うようにすれば出来るかもしれない。ただ、LAN への接続ができるか、という問題も。

Wifi Direct というので接続するようだが、普通に Wifi のアクセスポイントを使って、有線 LAN で繋げるようもできれば、高性能なアクセスポイントを使うことで、Wifi 通信を安定化させることが出来そうなのだが、そういう Miracast レシーバの機器はない感じだ。ちなみに Apple の AirPlay では、逆に他に Wifi 機器がないと接続できないが、自由度はある。

Miracast の規格自体が、有線 LAN での接続を許していないのかと思ったが、RC3の無職しょ日記 さんの記事「Miracast よくある誤解と解説」を見ると、そうではないらしい。というか、その記事には、色々興味深いことが書かれている。

一番大きいのは、Miracast レシーバ(sink というそうな)のソフトウェアの実装が可能なこと。上でも触れた AirPlay には、AirServer や Reflector というソフトを使って、PC の画面上に iPhoneiPad の画面をミラーリングできる。Miracast でもそういうソフトウェアを開発可能ということなのだと思われる。特に、Android 4.2 のソースには、そのコードが含まれていたそうな(4.3 では削除されているとのこと)。

まずは、Wifi 通信を安定して行うために、高性能なアクセスポイントを使って、有線LAN で、接続できるアダプタを使うとか。アダプタのデコード能力が低ければ、そこは高性能な PC をレシーバとして使えば、それも解決。ということで、Miracast をもっと活用出来そうだが、世の中はそうはなっていないっぽい。

IODATA から出ている、Miracast も受信できる(AirPlay も受けられる)アダプタ ミラプレ WFD-HDMI には、有線 LAN が付いているが、Miracast は Wifi Direct だけっぽいのが残念。

この辺りは Apple の AirPlay の方が進んでるなぁ。