パソコン・メモメモ備忘録

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ワイヤレスでディスプレイ表示 Silex DeviceServer & USB Display アダプタ

タブレット PC からワイヤレスでディスプレイに画面を表示したい場合、一番いいのは恐らく WiGig を使うことだが、現在、一番普及しているのが Miracast か Intel WiDi を使う方法だろう。受信機を内蔵したテレビやプロジェクタもあるが、基本アダプタを使って接続する。フル HD に対応しているし、Android 端末でも使えるものがある。

と、理論通り使えればいいのだが、Miracast は安定性が低い。しばらく使っていると接続が切れるし、結構画質も低い。ディレイも結構大きくて、アクションゲームなんかは絶対無理、といった感じ。その点、Apple の AirPlay は、最初の接続も速いし、ディレイや画質も Miracast を上回っている印象がある。

前置きが長くなったが、もう一つ別の方法を試してみた。Silex Device Server SX-DS-4000U2 と USB3.0 DISPLAY ADAPTOR WS-UG35H5(TSdrena PCM-UBID3A)(と Wifi 親機)を組み合わせる方法だ。Silex DeviceServer は PC からの USB の信号をイーサネット経由で送って、それを受信して、USB 信号に戻して、USB 機器を接続するもの。利点としては、LAN 内のどの PC からでも、その USB 機器に接続できることがある(ただし、同時には1台の PC からしか接続できない)。もう一つ Wifi を使えば、ワイヤレスで USB 機器が接続できること。

ということで実際に試してみた。結論としては、そこそこ使えそう、といった感じ。安定度もまぁまぁありそう(長時間の耐久テストはまだできていない)。

まず、SX-DS-4000U2 を接続してドライバ等インストール、その後、USB3.0 DisplayAdapter 用には、DisplayLink の最新のドライバをインストール。その後 PC を再起動して、SX Virtual Link で DisplayAdapter を接続すると、ディスプレイのドライバなんかがインストールされて、無事、画面が表示された。

最初、ちょっと引っかかりがあったが、その後すぐにするするマウスカーソルが動きも滑らかになった。色々表示してみた印象では、画質は、Miracast(WiDi) に比べて、かなり綺麗。圧縮のボケは殆ど感じられない。静止画像な画面で、マウスカーソルだけが動いている状況では、ディレイやコマ落ちも感じられず、Wifi 経由とは思えない印象。ところが、画面の変化が大きいと、かなりのコマ落ちが生じる。ただし、画質の劣化は殆ど無い。この辺りが、Miracast とは逆である。Miracast は、画質を落とすことでできるだけコマを落とさない感じだ。

タスクマネージャーで見ていると、Wifi の送信速度が 50Mbps くらいで頭打ちになっている。今回使ったモバイル Wifi ルーターボトルネックになっているのかもしれない。一度有線の LAN でも接続してためしてみるかな。