ソフトバンク、なかなか新しいことを打ち出そうとしてくるな。VoLTE(Voice Over LTE) を見据えた、とかわかったようなわからないような説明だが、ユーザに受け入れられるのだろうか。通話料金と通信（パケット）料金をひとまとめにした所は評価できるのかも。ただ、定額制というのはいいのかどうか。
ヘビーユーザにとっては、多少多く使ってしまっても、料金が変わらないというのは嬉しい事だと思うが、あまり使わないユーザに取っては、使っていないのに一定の額を払わないといけない、というのは逆に嬉しくない。実際、パケット定額でもそれを感じる。もちろん、定額サービスに入っていないと、重量制でパケット代が掛かっていわゆるパケ死状態にも陥りかねない。が、それを救ってくれている良いサービスなのだろうか。もともと、異常に高いパケット代を設定しておいて、定額サービスに加入させて、キャリア的に収支のバランス点よりも少ないパケット利用数のユーザでも、定額料金を払わせようとする戦略のような気がしてならない。
特に、昨今 MVMO サービスが多数出てきて商売が成立しているということは、そういうことになっているとしか思えない。同じことが音声通話でも行われる、ということだろうか。音声通話は、歴史が古いが、逆に言えば、新しい技術がどんどん投入されて、安く実現できるようになっきているはずなのだが、ユーザはどの程度なのかリーズナブルな料金等わからない。
この辺りの価格破壊は MVMO の会社の方々に期待するばかり。現在は格安 SIM の MVMO は docomo 回線ばかりだが、au の回線を使った同様のサービスもどんどん出てきて欲しい所だ。今は、au の端末を使っているが、au の回線は音声だけなので、今後どうするか考えていったほうが良さそう。このあたりは難しい。
