ちょっとしたアイデア、なのかどうかわからないが、素晴らしい研究だ。卓球のラリー中の球を追跡、撮影するシステムだそうな。詳細は良くわからないが、カメラではなく、鏡を動かすことで、球を撮影視野の中心にキープできるそうな。確かに、カメラは高性能なものほど大きくなったりするが、鏡なら性能と大きさ・重さの相関はあまりない。レーザーを振り回して絵や文字を投影するものもあるが、あれも、鏡を組み合わせて高速に動かすことでレーザーを好きな方向へ動かしている。これをカメラに応用しているのはすばらしい。
さすがにボールがバウンドする瞬間や、ラケットで打ち返す瞬間は、ちょっと真ん中からずれてしまうが、それ以外の中心キープ性能はとんでもない感じがする。このシステムで使っている 1000fps のフル HD カメラも、ちょっとびっくりな性能を持っている。一般人にはさすがに手が届かない代物なんだろうか。
現在行われているロンドンオリンピック。怪しい判定や審判が続出しているようだが、こういったカメラが大量に導入できるようになったら、審判いらずになる競技も多くなるような。いいのか悪いのかはわからないが。
