パソコン・メモメモ備忘録

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アナグリフ

子供の書籍の付録で、アナグリフ(片目が赤、もう一方が青のセロハンのメガネを使ってみると立体に見える画像)をみるための箱があった。箱の一方がメガネになっていて反対側に色々アナグリフを置いて見るタイプ。

いくつか画像が付いてきたが、小生の勘違いでなければ、左右の青と赤が逆だった。反対に取り付け直すといい感じで立体的に見える。本当に逆じゃないんだろうか。で、数枚アナグリフな写真が付いていたが、立体感が良くわかったのは一つか二つ。なぜだか分からないが。

仕方ないので、デジカメで撮影して、作ってみた。撮影は、子供に絶対動いたらあかんで、と言いながら2枚、カメラを水平にずらして撮影。光軸は平行で撮った(交差法よりこちらが正しいらしいし)。それを加工してアナグリフを作成した。

今回は両目分ともグレー画像化して、片方は RGB の B と G プレーンに、もう一方は R プレーンに入れてみた。プリンタで出力して、箱にセットしてみると結構いい感じに見えた。何も考えてなかったが、たまたま、左右を間違えずに作っていたようだ。ただ、赤の方が、微妙に二重に見える。青の画像が少し漏れ出している感じだ。

そこで、G プレーンは真っ黒としてみた。二重に見えていたのがかなり改善される。ただ、どうも青の方が暗く見えるので、立体感としてはいまいち。G を真っ黒ではなく半分くらいの明るさにしてみると、うっすら二重に見えるが、青の方も明るくなって立体感はよく出る。この辺りはトレードオフか。G プレーンの明るさはかなり下げて、B プレーンのレベルを補正したりトーンカーブをいじって大体同じくらいのコントラストと明るさに見えるように調整した。こちらの方がいい感じに思える。

今回はグレー化したが、カラーで見えるアナグリフもあるらしい。単純に片方の目の B,G プレーンと別の方の目の R プレーンを合成すると。ただ、赤や青の原色があると、片方では明るいが別の目の方では真っ黒、ということになって、ちらちらしてまともに立体に見えないらしい。ある程度彩度を下げて原色に近い色が含まれないようにすればいいのだが、ここでもグレー/カラーとちらつきのトレードオフだ。