パソコン・メモメモ備忘録

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TrueCrypt 導入

守秘体制を強化するために、TrueCrypt をいつも持ち運んでいるノートPC LOOX 君に導入してみた。
とりあえず、メールデータ全部を暗号化する所から。手間をかけない、ということで、TrueCrypt の機能のうち 一つのファイル(コンテナ)を仮想暗号化ドライブとしてマウントする方法を採用。ひとまずメール全体を TrueCrypt で作った仮想暗号化ドライブへコピー。そのコンテナを、もとのメールデータのあった場所において、それを暗号化ドライブとしてマウント。これまでのメールボックスの代わりに、ジャンクションを使って暗号化ドライブの方が参照されるようにする。

と簡単にいくはずだったのだが、いくつか引っかかった。

一つは、一度 6GB の暗号化ドライブを作ってメール全体をコピーしたのだが、残り容量が500MBytes とちょっと心許ない。そこで、8GB の暗号化ドライブを作り直してコピーしなおした。2度手間。一度作った暗号化ドライブの容量を後から変えられるといいのだが。

もう一つは、メールのデータはコンパクトフラッシュ上にあるのだが、削除するのが面倒(AL-Mail はメール1通がファイル一つで、ファイル数がとんでもなく多い)なので、フォーマットしてからそこへ暗号化コンテナファイルを置こうとした。ところが、このコンパクトフラッシュが、NTFS フォーマットできない。なんかエラーが出てしまう。もちろん、FAT32 では 8GB の一つのファイルは置くことができない(Windows 上からは)。色々試してみて、論理パーティションを切れば、NTFS でフォーマットできることがわかった。多少、空き容量が減ってしまうのだが。

ということで、紆余曲折の末、無事、メールデータ全体を暗号化することができた。暗号化ドライブにコピーする際は、やはりノートPCの CPU (PentiumM 1GHz)には負荷が高めだった。冷却ファンがうなる。ただ、日常のメール受信・閲覧は、特に以前とレスポンスについて変化がないような感じ。ログイン時に暗号化ドライブマウントのためのパスワードを入力しないといけない点以外は、これまでと変わらず使える。

TrueCrypt なかなか Good である。後はデスクトップも暗号化したいが、こっちはもう一手間要りそうだ。