パソコン・メモメモ備忘録

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CES 2007 で HDR-HC7 発表

ここからスペック資料が得られます(pdf 英語 sony.com)。

HC3 と比較すると
・ ClearVid CMOS 210万画素→320万画素 大幅アップ!! センサのサイズは 1/3インチ→1/2.9インチ 程度で感度の低下が多少気になる。出力1画素辺りのセンサ画素数が上がるので、感覚的なノイズレベルは悪化しないかも?
 ちなみに 16:9 撮影時の実画素数は 143万→228万。1920x1080=207万画素より多い? こりゃ画期的。
・ 滑らかスロー録画時に、ナレーションを録音できる?
・ 光学手振れ補正搭載(これはいいですね。その分筐体大きく?)
・ 重さは多分、HC3+付属バッテリ 600g → HC7付属バッテリ 650g (少し増えるが思ったより少ないか)
・ 付属バッテリの NP-FH60 は新しい H タイプ?
・ レンズのズームは HC3 と同じ。広角域が欲しかった。

ここからは HC7 と関係ない話。

画質向上も望ましい進化ではあるが、個人的に今一番欲しい機能は...如何に素早く撮り始められるかを実現するもの。具体的には、高速起動可能な LSI 群、と大容量バッファだろうか。とりあえず20〜30秒間録画できるだけのメモリを積んで欲しい。それさえあれば、記録媒体はHDV のテープでも、HDD でもいい。スピンアップの間はバッファメモリへ録画し、スピンアップ完了後、追いかけでテープや HDD へ記録する。録画停止しても電源OFFにしても、バッファメモリが空になるまで、記録し続けないといけないという問題はあるが、バッテリを外したり、バッテリ切れしない限り大丈夫と思う(前者に対しては、バッテリを外せなくする、後者には30秒の余力は残しておくようにすることで回避できるだろう)。HDR-HC3 ではつなぎ撮りの際の連続性を確保するための作業にも時間をとられるので、バッファ容量は結構長めの時間分は見ておいたほうがよさそう。

これができれば、録画スタンバイ状態でも、テープの場合、ヘッドの回転を止めておけるので、バッテリの消費も抑えられるし、テープの磨耗も防げる。アンロードしないと、テープがヘッドに貼り付いたりとかいう可能性があるのなら、バッファ容量を増やして毎回アンロードしてもいいようなバッファ記録時間を確保する必要はあるかも。現状のカメラのように、3分経つとヘッドの回転が止まって、次の録画開始時にもまた数秒の待ち時間が生じたりするのは、かなりいけてないと思う。

すでに HDR-HC3 では、なめらかスロー録画で3秒程度のバッファ(解像度が低いので容量は小さいのか)も持っているし、業務用カメラでは当然の機能らしいのだが。いまどき 100MByte くらいのRAM を載せてもいいと思うのだが。

後、かばんから出したら即、電源 ON → 録画スタンバイになるための工夫を入れて欲しい。液晶モニタを立てればスタンバイになる HDC-SD1 の機構は多少その効果があるだろうか。光センサで、カバンやケースから出すと即スタンバイになる機構とかいいんじゃないでしょうか。少なくとも、電源やスタンバイに入るためのスイッチは大きく、簡単にONにできるようにしておいて貰いたいものだ。