パソコン・メモメモ備忘録

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Samsung GalaxyS8 で PC モニタでコミックを読む

先月、GalaxyS8 にインストールしたアプリを使って、でっかい PC ディスプレイでコミックを読むのに、Samsung DEX を使う技を試してみて、そこそこいい感じだった。が、DEX だとページがめくりにくい(マウスのスワイプは難しい)欠点があって、あまり使わず、普通の HDMI 接続で我慢していた。ただ、確かにスマホの画面よりは大きいとはいえ、真っ黒なモニタの画面の中央に小さく表示されるページを読むことになる。DEX で、Bluetooth キーボードやマウスで簡単にページがめくれればいいのだが(マンガUP! での場合はキーボードでページめくりがうまくできず)。

ひとまず、いろいろ試してみて、表示サイズとスワイプのやりやすさで、ほぼベストな方法を、見つけ出した。ちょっと面倒ではあるのだが。

まず、HDMI 接続で PC モニタに画面を表示するのが前提。普通にやると、GalaxyS8 の画面全体(18.5:9)が、上下黒領域付きで、フルHD(16:9)の中央に出力される。 この黒領域を回避するのに使うのが、SmartView である。Chrome Cast や Miracast で、画面を Wifi で別デバイスに飛ばせる機能だが、この際に、16:9 が選択できる。選択した場合、GalaxyS8 本体の画面表示も 16:9 になる。手順としては、まず、Chrome Cast か Miracast を受けられるものを用意する必要がある。今回使ったのは、Windows10 上で動く Reflector3(有料)というソフト。それだけでいいじゃん、とも言えるが、実質の解像度が 1280x720 ぽくて、ちょっと物足りない。やっぱり縦 1080 ピクセルをフルに使いたい。

それはさておき、USB-C<>HDMI アダプタを接続する前に、Reflector3 を起動しておいて、SmartView で GalaxyS8 の画面を共有する。その際、詳細設定で、16:9 表示にする。その状態で USB-C<>HDMI アダプタを接続、PC モニタに表示するのがまず一つのポイント。ただ、この状態でも、コミックのページの上下に黒い領域があって、縦幅いっぱいいっぱいに表示されるわけでは無い。ちなみに、本来、HDMI 接続と SmartView は同時には使わないものらしく、先に HDMI 接続していると SmartView が起動できなかったりする。

さて、次に導入するのが、Rotate Control というアプリ。これは、縦画面や横画面に固定されているアプリでも、むりやり画面を回転させることができる。これを使って、縦画面でしか使えないコミックアプリを横画面で表示させる。これらを合わせてやっと、縦 1080ピクセルいっぱいいっぱいを使ってコミックのページを表示できた。

実際、1080ピクセルいっぱいいっぱいの解像度が出ているのかはわからないが… そもそも元データの解像度の上限もあるし(ズーム機能があったりするから、それなりの解像度はあるはずか)、HDMI 出力時にどういうスケーリングをしているか、という話もある。

今更だが、GalaxyS8 の HDMI 接続では、4K30p の出力もできるはずなのだが、今のところ、拙宅の設備ではうまくいっていない。USB-C-HDMI アダプタがまずいのか、セレクタを挟んでいるのが悪いのか。良くわからず。ただ、フル HD で出力することは、或る価値があるので、今回の方法が見つかったことは良かった。

追記:再度試してみたら、普通に手元の USB-C-HDMI アダプタで 4K30p 出力ができた。なんだったのだろう。SmartView・Rotate Control との合わせ技で、4K の縦幅一杯にコミックのページが表示できていい感じ。後は、見開きが表示できたら最高なのだが、こればっかりはアプリが対応していないと。