やっと本当の APU と言える APU の発表の日程が発表されたらしい（なんか回りくどい）。Impress さんの記事。なんでこんなじれったい発表の仕方をするんだろう。色々ライバル会社への牽制があったりするのかもしれないが。
とは言え、個人的には、条件付きで期待の大きい製品群だ。CPU と GPU が垣根なく連携するために必要なハードウェアの仕組みである、hUMA や hQ を搭載した初めての APU だから。条件付き、というのは、それを活用するためのソフトウェアが準備されているかどうか、という点である。上記の記事だと、デモとして Battlefield4 の fps で Intel のシステムと比較したりされたようだが、それは余り興味の有る所ではない（推測だが）。
もちろん、ゲームのメインの CG のリアルタイムレンダリングも大量の計算が必要になる処理ではあるが、CPU との密な連携をそれほどは必要としない（というか必要としないようにシステムやソフトウェア構成が進化してきた、と思う）。物理シミュレーション辺りも、多少 CPU の割合が増えるかもしれないが、同列じゃないだろうか。衝突処理はそうでもないかな。
小生も詳しくないが、認識系とかが APU にマッチする処理じゃないかな、と。文字認識、音声認識、ジェスチャ認識、顔認識など。そういう系のデモで、他社の CPU に対する優位性を見せるのがいいと思う。というか、そのためのライブラリやミドルウェアを充実させて欲しい所。1 万円くらいの APU で数万円の CPU よりこの辺りの処理が高精度に出来る、とかだとかなりインパクトがありそうだ。
来年が楽しみ。
