Skydio さんのページ。これはなかなか凄い自律型ドローンだ。コンピュータビジョンの技術を使って、周囲の世界の物体・背景物をボクセル化して、巧みに障害物を避けながら被写体を追尾できるという、もの。これまでのドローンで、障害物を避けるものは色々あったが、ここまで本格的なものは初めてでは無いかと思う。
人間が走る程度の速度では、追随できるらしい。そこそこ先までボクセル化しないといけないとなると、かなりの計算量に思えるが、大丈夫なのだろうか。そんなに大型なドローンではないのだが、それだけの演算量をこなすだけのハードウェアが搭載されているということか。NVidia の Jetson を積んでいるとか。カメラも13台搭載とか。バッテリーがどれくらい持つのか。スペックとしては 16 分間。想像以上に持つようだ。
デモ映像を見ると、林の中の木々の形状認識は、そんなに正確では無い。障害物として避けられればそれでいいのかもしれない。障害物と障害物の間の空間の真ん中をできるだけ通るようにする感じだろうか。
メインのカメラ用に2軸のジンバルを搭載しているとのこと。確かに撮影動画は、かなり滑らかな動き。これはかなり実用性がある。形状から言って、ロールとヨーだろうか。ピッチは全体で調整するらしい。それであれだけの映像が撮れるんだ。後、振動をカメラに伝えない仕組みもあるらしい。
時速 40km まで出るなら、自転車でも、余り飛ばさなければ付いてこれるということか。まぁ、バッテリーの持ちが悪くなりそうではあるが。
Skydio が2台あれば、1台は、被写体を、もう1台で、被写体を写している Skydio を写せば、デモ映像が簡単に撮れそう。というか、でも映像は、もう1台のドローンで撮影したのだろうか。
30 万円、ということでおいそれとは買えるものでは、かなり欲しくなる一品である。