Engadget さんの記事。数年前からずっと小生が推していた WiGig だが、折角の規格なのに、雲行きがかなり怪しくなってしまった。まぁ、一つも対応製品を購入していない小生が五月蝿く言えることでは無いわけだが。
WiGig は、Wifi よりかなり周波数の高い 60GHz 帯を使っていて、基本的に同じ部屋の中で、直線的に見通せるものの間の通信手段。その制限の分、かなり高速な通信ができるのがウリだった。4K 映像も通せなくもないレベル。だが、いかんせん、制定されたのがだいぶ昔で、いまや Wifi の最新技術に通信速度的にも追いつかれつつあり、確かに微妙な立ち位置だったかもしれない。
実際使った事がないので本当の所は分からないが、ノート PC やタブレット PC のワイヤレスドックとしての利用にはかなり期待していた。ドックに PC を近づけるだけで、自動で、ディスプレイやキーボードが、有線でつながっているかのように使い始められる、という話。もっと普及して安くなるのを期待していたのだが。
プロジェクタとの接続も楽そうだし。まあこちらには WirelessHD とかあるので、競合してしまうか。という WirelessHD もほとんど普及していないな。
ややこしいが、WiGig は 11ad の規格らしい。その後継規格が 11ay とか。まだどんなものなのか良くわからないが、そちらが本命かなぁ。