パソコン・メモメモ備忘録

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ARM版 Windows 10 発表

engadget さんの記事x86 アーキテクチャじゃない CPU で動く Windows の新しい一つが世に出てくるそうな。最終的にユーザーがほしいのは、Windows 用のアプリが普通に動かせる環境なんだと思うが、それを達成する一つの手段か。

少し前に WindowsRT という、今回のものと似て非なる ARM な PC 上で動く Windows を搭載した PC が販売されていた(Surface 以外にもあったのかな?)。x86 のネイティブなソフトは動かせないが、Modern UI を前提に開発されたソフトは動かせた。ただ、普通の Windows8 等に比べるとかなり自由度の少ない環境だった。

今回の ARM 版 Windows 10 は、見かけは普通の Windows10 と同じように使えるらしい。Win32 のソフトも、x86 エミュレーションで動くとか。エミュレーション技術も発達してきているので、そこそこ高速に動くのかもしれないが、個人的には、実用性を疑っていたり… JITバイナリ to バイナリ コンパイラとか搭載するのだろうか。インタプリタ的なエミュレータだと、流石に数分の1の性能になってしまう。一方で JIT コンパイラ搭載だと、メモリの使用量が、ネイティブよりも必要になってきそうだし。WindowsAPI 自体が、ARM ネイティブで書かれていても、エミュレーションの足枷は大きい気がしたり。PhotoShop が軽快に動いていたということで、心配は杞憂なんだろうか。

ARM で普通に Windows が動くようになれば、ある程度は Intel にプレッシャーがかかるだろうか。性能を問わないコンテンツのブラウジング用に廉価な Windows 端末が出てきて、AndroidiOS と競合しそうなそうでもないような。Windows を無理やり動かす価値はあるかな?

個人的には、逆に Windows の大変革の方が期待したかったり。ドライブレターとか、レガシーな仕様が残っているのは、さっさと無くなった方がいいような。