パソコン・メモメモ備忘録

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アマレココ 試用中

デスクトップをリアルタイム録画するためのソフトの一つ。独自でコーデックも開発しているのが期待大。ということで、現在テスト中。
AMV1 というコーデックを同梱。デスクトップを録画する目的は色々ある。例えば、PC ゲームのゲーム画面を記録しておきたいとか、とあるソフトの操作説明ビデオを作るとか。今回は、色々なコンテンツ制作系ソフトを使っている場面をデモムービーの素材として使うというもの。できるだけ劣化なし(ぼやけたりしない)というご指示。

一般的なコンテンツ制作系ソフトの操作では、画面の一部のみが変化する時間が長い。そこで、そのためのコーデックとしては、フレーム間差分をサポートしていることが望ましい。ただし、一瞬で画面のほとんどが変化する場合もあるので、そういった状況にも対応している必要があるだろう。

また、一般的な動画用コーデックでは、輝度解像度に対して色解像度を落としているのがほとんどである。しかしながら、PC の画面ではグレー地に1ピクセル幅の赤い文字など、色解像度が落ちると汚くなってしまう場合が多い。特に酷いのが ClearType だろうか。拡大すると文字の周りに色々な色が付随しているのだが、色解像度が低いと、それらの色が想定外の効果を及ぼし、非常に汚い画面になる。

これらを踏まえて AMV1 を見た場合、フレーム間差分を使っていることと、RGB モードにすれば色解像度を落とさず(ただし完全ではないようだ)、効率的に記録できている。なかなか考えられたコーデックでは無いだろうか。理想からすると、HuffYUV のような可逆圧縮のコーデックが、フレーム間差分をサポートしているのが最適なのだが、意外にそういうコーデックは開発されていないようだ。

後、詳細は良くわからないのだが、AMV1 は DivX と相性がいいようだ。AMV1 から DivX にトランスコードすると結構画質を保持したまま変換できる。ClearType に対する劣化を気づかせず DivX にするには AMV1→DivX がいい。なぜか、HuffYUV→DivX だと、元は無劣化のはずなのだが、DivX の結果は良くない。設定の問題かもしれないが、原因不明。

AMV2コーデックも最近リリースされている。これは、フレーム間差分をサポートした可逆圧縮のモードもあるということで、まさに理想のコーデックのようだ。CPU 負荷も軽くすることに成功しているらしい。シェアウェアだが、とりあえずこちらも試してみるか。

最大の問題は、Mac で再生できないこと。録画後 Huffyuv にトランスコードするしかないかな。