先日 PTV3000 と Miracast が上手くいかなかった件について書いたが、今日も同じ場所に行く機会があったので、InSSIDer で Wifi の状況を調べてみて愕然としてしまった。
もはや 5GHz 帯は空いていて混信も殆ど無い、なんていうことは全く違うということらしい。そんなに強い電波のものは多くはないが、びっちりと帯域がアクセスポイントにうめつくされている感じだ。これでは Miracast が安定的に通信できるのは難しいのも仕方ないかもしれない。
このままでは Wifi はまともに通信速度が出せる規格じゃなくなってしまうのじゃないだろうか。11ac だとマルチパスとかマルチアンテナとか、ビームフォーミング、その他色々な技術を投入して、輻輳にも対処しているようだが、こういった状況でどの程度効くものなんだろうか。
若しくは、5m〜10m 程度しか電波は届かないが、その範囲内では激速という Wifi 規格があってもいい気がしてきた。Miracast のように映像などの信号ケーブルを電波に替えるのに役立つような。逆に、規定の距離外では電波の影響を落とす技術が必要になるだろうか。アンテナアレイ等の技術が安価になるしかないのか。60GHz 帯の Wifi も次世代ではあるようなので、それに期待するのもいいかも。ただ、直進性が強すぎて、アンテナ間を人が通ると電波が途切れるとかはやめて欲しい。
はてさてどうなるだろうか。
