小生は数学には苦手意識が強い。漫画ならモチベーション高く数学が勉強できるんじゃないかと、数学ガール コミック版を買ってみた。ちなみに Web で公開されている小説版?も見たことはある、が続けるのはやっぱり厳しかった。ふと気がついたら、手元に3種類あった。いつの間に?
まぁ、読んだ感想は、やっぱ数学難しいなぁ、という落ち。こういうハーレム状態とかツンデレとか大好きなんで、ストーリーを読み進めるモチベーションは高いのだが、数学の解説の所はすっと読み飛ばしてしまいそうになる。一応、しっかり数学の部分も理解せずには先に行かないよう気をつけつつ読み進めたんで、それ程は読み飛ばしていないが、これまでより深く数学を理解できるようになったかというと微妙な感じ。
小生の場合(多くの人もそうじゃないだろうか)、数学の教科書や解説等、理解出来ないわけではない。ただ、時間を空けてもう一度見ると、すでにその理解の道筋を忘れていることが多い。もう一度それを辿りなおさないと、先へ進めなかったり、で以前と同じ状態に戻るだけで疲れてしまう。公式とか覚えるのはまぁ、できなくはないのだが、それをどうやって導出したか、というのは記憶の彼方へ飛び去ってしまっている。入試や学校の試験のように、決まった正解にたどり着けばいいだけなら、公式さえ使いこなせればなんとかなるのだが、実際、公式を微妙にアレンジして、目の前の問題の解決に結びつけようとか、まだ誰も解いてない問題を解く場合は、表面だけを丸暗記ではなかなか上手くいかない。
数学が得意な人はどうやって、複雑な導出体系を我がものにしているんだろう。というか、目の前の問題に対して、これこれの公式が当てはまるとか、多少の近似を入れて適用できそうとか、一体どうやって思いつくのか小生の頭では想像できなかったりする。
それはさておき、やはり漫画は偉大で、その辺に置いておきさえすれば、ついつい手にとってしまう魔力がある。さすがに何度も読んでいるうちに数学的な部分も身につくんじゃないかな、とかすかな期待をこめて、次の巻も買ってしまいそうだ。ちなみに総合的にはアライブシリーズが好みかな。
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