パソコン・メモメモ備忘録

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深度値画像を加えた立体映像フォーマット つづき

昨日の続き。実際にどういうカラー画像を作ればいいのか、ちょっと考え中。まずは、水平方向の視差しか考えないものとして、各走査線ごと(って用語は古いか)に見ていけばいいことにする。また、(再生時の)最大の視差は限定することにする。30度の幅にしておくとか。

図は、ある立体物を上から見ている状況を示している。上段は、突起が出てる物体、下段は背景とそれとは独立した物体がある状態。左と真ん中の列はそれぞれ別の視点から見た際に、見える表面をちょっと太い線で描いてみたもの。右は、それらを合わせたもの。

この太い線を左から右にたどっていって(点線の部分は不要)その表面の色を一走査線分(画素一段分)並べたものを、更に全走査線分(全段)集めたのが必要な画像だ。元々(凹凸や独立した物体がない場合)の画像幅より、太線の長さは長いので、部分的に縮小した画像に押し込む必要がある(その分再生時には解像度が落ちる)。

ちなみに、深さ方向(図で言えば上下方向)の解像度は、水平方向の解像度よりも低くてもいいだろう。というか、視点の近くは細かめに、遠くは粗めにするような非線形な解像度設定が望ましいかもしれない。また、視点から見る画角によって、見える領域は変わる。画像を作る際には、平行投影を仮定する(見える領域が最大?)のがいいように思う。

上段と下段のような状況は、深度値画像だけでは判断できないので、凸部側面が存在するのか、(図中での太線が)断絶しているのかの情報は必要だ。ただ、下段のような場合、画像の再生時に、断絶部のエッジはくっきり切れるので、輪郭がガタガタになるエイリアシングの影響が考えられる。そこはなんらかの画像処理でごまかす必要があるだろう。

ていう仕組みを考えていて、何かに近いな、と思った。気がついてみると、UV テクスチャマッピングだ。3次元形状に、色柄(顔だと目や口とか)を貼り付ける場合、歪んだ画像を描いて、それを凹凸の面に貼り付けるとちょうどいい具合に柄が付く、という仕組みと同じ。それに対し、貼り付ける方向が1方向に限定されるが、断絶(複数のオブジェクト)にも対応擦る必要がある、という感じかな。

そろそろサンプル画像を作ってみるかなぁ。結構難しそう。