パソコン・メモメモ備忘録

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NVidia DSR 結構いいかも

最近(10/22)リリースされた GeForce 344.48 Driver と、GeForce GT500 シリーズ以降の GeForce で DSR が使えるようになったとのこと(4Gamers さんの記事)。ということで、職場の PC が GTX660 搭載なので、早速試してみた。

NVidia のディスプレイドライバのコントロールパネル?を開いて、3D 設定のグローバルの所の一番上の方に DSR があって、デフォルトは、なし。選択肢を開くと、x1.25 とかチェックボックスが並んでいる。ここでは、それらから一つ選択するのではなく、後で選べる選択肢を増やしたり、減らしたりできるというもの。ちなみに倍率は、ピクセル数の倍率である。フル HD のモニタで x4 を選ぶと、4K の解像度相当になると。

で、これだけでは何も起こらなくて、次に画面の解像度を変更する。職場では WUXGA(1920x1200)のモニタを使っているのだが、 x4 を選べるようにしておくと、選べる解像度に 3840x2400 が追加されている。これを選ぶと、画面表示が 4K 風になる。文字やアイコンがかなり小さくなる。ただし、モニタ自体はフル HD の解像度しか無いので、4K の画面をリアルタイムでフル HD に縮小して表示している状態。文字とかは結構潰れて読みづらい。

要するに、Windows からは 4K モニタが繋がっているというふうに見えていると。実際、PrtSc でスクリーンショットを撮ってみると、4K な解像度の画像が得られる。内部的には、4K の描画、フル HD の4倍のピクセル数を描画するので、重いレンダリングは結構厳しくなるかもしれない。VRAM の消費も増えそうだし。

小生、実は、DSR 的機能を待ち望んでいて、欲しかったのはこれこれ!状態である。例えば、ノーマルマップで細かい凹凸を持たせてつつ、テカった反射のシェーダーでレンダリングしてる場合、MIPMAP を切っていると(ノーマルマップを単純に平均縮小する MIPMAP は理論的に正しくない)、かなりノイジーな画像になって、アニメーションさせるとこのノイズが更にちらちらして目障りになる場合がある。これが DSR を使うと、かなりノイズが軽減されて観られる絵になった。

元々 GPU でモニタへの出力時にスケーリングする機能はあって、ドライバで色々設定できていた気がする。GeForce でも、GPU でスケーリングするか、モニタでスケーリングするかが選べるようになっていたり。Quadro で 16:9 の画面を無理やり 4:3 に詰め込んで表示することもできていたし。それと何が違うのだろう。GPU のリソース的に 4K が実用的になったので、大々的にわかりやすい機能として出してきたのだろうか。まぁ、確かに従来のスケーリング設定は、なかなか思ったように設定できなかった気もする…

後、縮小時のスムージングの度合いもスライドバーで設定できた。あまりいじっていないが、0% にすると、確かにピクセルが間引かれたような感じにはなる(完全に間引いた感じでも無いのだが)。間引いた感じを軽減した設定にすると、さすがに Lanczos 法なんかで縮小した画像よりは品質は落ちるが、まぁ、細かい文字とかを読むのでなければ十分な感じに。

ただ、表示されている内容そのものが PrtSc でスクリーンショットを取れないのは面倒。HDMI キャプチャカードなんかでキャプチャすればいいだけ、と言えばそうなんではあるが。

Radeon でも同様の事はできるのかな…