パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

ピコプロジェクター UO Smart Beam Laser LB-UH6CB (3)

前回も書いたが、自室に80インチ(4:3)のスクリーンが眠っているので、それとこの SmartBeamLaser を組合せて使ってみようと思っている。16:9 だと一杯一杯で 72 インチくらいだろうか。その程度の大きさでも、それなりにスクリーンから SmartBeamLaser を離す必要があるし、設置方法も問題だ。今回は、100円ショップで、携帯電話を3脚に固定するための器具を買ってきて、それを手持ちの安物の三脚に載っけて投射してみたら、完璧では無いが十分使える。ただ、部屋の家具の配置上、距離がとれず微妙にスクリーン一杯一杯まで大きく投影できない。

そこで取り出したのが、ビデオカメラ用のワイコンレンズ。Sony 製の 0.7倍のものをレンズの前に置いてみると、結構いい感じに拡大投影される。これは使える。ただし、微妙に投影像が糸巻き型に歪む。フォーカスについても、できるだけレンズを本体に近づけるとそれほど悪化しない。レーザー方式の利点だろうか。これで 180cm 程度離すだけで、スクリーン幅ギリギリに投影できた。ただレンズの固定が問題。とりあえず、木の板とホットメルトボンドで固定台を作ったが… できは今一つ。

無線で PC やスマホに接続して投影できるのはやっぱり便利。Miracast で Windows10 PC や Android、AirPlay で iPhone とか iOS 端末に接続できる。電源ダブルタップでモードを切り替えたり、SmartBeamLaser をアクセスポイントとして Wifi で接続しないといけないのが面倒ではあるが。Wifi が 24GHz 帯しか使えないのも惜しい所ではある。auスマホ HTL23 を Miracast で接続するのも、結構素早く安定してできて、多少コマ落ちとか画質の劣化があるにしても、それ前提なら実用性は高い印象。

後、本体に 4200mAh のバッテリーを内蔵しているのに加えて、電源が microUSB 経由で供給できるので、モバイルバッテリーを使って投影できるのもなにげに便利か。20000mAh レベルのものを使えば、野外でも結構な時間使えそうだ。

その他、利点としては、microHDMI からの映像を出す場合、電源を入れてから映像が投射されるまで 10 秒かからないお手軽さがある。投射直後から、明るさは MAX 出るようだし、さすが半導体レーザーを光源としたプロジェクタである。色々複雑な機能が無いのも、すぐに絵が出る条件かもしれない。

ただ、一番大きな問題点は、動作の不安定さだろうか。すぐに固まる。Miracast や AirPlay の接続を切った時とか、一切の操作を受け付けなくなったり。また、画面が緑一色のモノクロ画像になったり、真っ青になったことも。映像は動いているのだが、色が固定される感じ。後、真っ暗になって、電源スイッチでの OFF もできなくなったり。

一応対処方法はあって、それが、針金でリセットボタンの穴を突くこと。正確にはリセットボタンというよりかは、電源を即落とすスイッチである。これで一応色々な動作異常から復帰できるが、色々と寿命が短くなっていたりしていそうな。小さい筐体に詰め込んだ弊害だろうか。ゼムクリップはいっしょに携帯必須な感じ。

3万円よりだいぶ安く手に入れたので、色々問題は有るにせよ、かなり遊べるガジェットという感じ。もう少し色々いじってみるかな。