パソコン・メモメモ備忘録

気の向くままパソコン関係等で気になることを書き記す。時々更新!

ブラザー ScanNCut で布を切る(3) 水溶性粘着シート編

この所、brother ScanNCut で布を綺麗に切るための方法を探求している(大げさ…)。マットに布がしっかり固定されるが、剥がしやすい事が重要だということがわかってきた。そこで、アプリケーション(転写)シートを布の上に貼ることで、強粘着なマット(サポートシート)を使うよりも、より望ましい状態に持っていくことはできた。が、やはり、綺麗に剥がすのは難しい。

次に試したのが水溶性の粘着シートである。結論から言うと、布が水に濡れてもいいのなら、一つの完璧に近い方法であるということだろうか。今回使ったのは、不織布をベースとした粘着シートだった。メッシュ状の不織布の片面が粘着タイプになっている。これをまず、布の上に貼って、それをマットに貼ってカッティングする手順。柄は透けて見えなくは無いが、透明フィルムよりかは隠れるが、はっきりした柄なら判別できそう。

ScanNCut の素晴らしいところは、布地を一度スキャンして、画像として取り込み、カットラインをその画像に合わせることで、ある程度正確な位置合わせができる所。各型紙の輪郭がくっきりしているなら、スキャン画像から、自動で輪郭線を抽出してカットラインにする事もできる。そういう風な使い方をするなら、一度布をマットに貼った状態で柄をスキャンして、カット前にこの粘着シートを布の上に貼る、という手順も有り得そうだ(まだ試してないが)。

この水溶性粘着シートは、割と布に貼り付くので(布によりそうではあるが)、カッティングは安定してできた。今回は薄地の布なので、粘着シート込みでも刃の突出量は 3 辺りで切れた。

さて、これを水に浸すのだが、説明書には、3~4分浸してすすぐのを2~3回するとか書かれている。不織布の部分とか、最初に水につけた時点で、結構溶けて剥がれてくる。これはあっさり完了かと思ったのだが、2~3回すすいでも、布の表面にぬめりが残ってしまうようだ。今回試した所では、数時間は水に浸けておいた良さそう。できれば、一晩とか。それでも微妙にぬめっているような気がしないでも無いが、ほぼ綺麗に粘着シートは消える。後は、布を干しておけば綺麗にカットしたままで残るという次第。

ただ、気をつけないといけないのは、すすぎ。あまり激しくやってしまうと、結局シートから剥がすのと同様、布の端の弱い部分からほつれてきてしまう場合があった。軽くかき回すレベルに抑えたり、こすったりしないのがポイントかもしれない。

ということで、ScanNCut で布を綺麗にカットする一つの方法としてこれは使えるのではないだろうか(水に影響を受けない布地で、そこそこ時間がかかってもいいなら)。