自作 PC は手間がかかるという点では、あまり人に勧められないと思う今日この頃。一度は安定していたリビングの PC だが、妻から、また動画再生中に固まる、という報告あり。前回は、BIOS でノースブリッジの供給電圧が AUTO 設定だと、規定値より大きめになるようで、それが原因ではないかと推測していて、そこを修正することである程度安定して稼働するようになっていた。
ところが、確認してみると、以前と同じように、しばらく稼働していると HDD のアクセスランプが点灯しぱなしになり、マウスカーソルも固まる状態になる。やはり HDD が原因かも、とか思って、別の PC に接続してみて、色々負荷を掛けたが、全く問題は無さそう。やはりこの PC がおかしいのか。夏になり、気温が上がったのも原因の一つかとも思うが良くわからず。
で、結論としては、一応また安定して動くようになった。数時間、複数の動画を再生しつつ写真を高速にスライドショーしても無事稼働していたので、とりあえずは問題は解消したのだろう。またしばらくして同じ状態に戻らないとは言えないが。しかし、この PC、古いせいかフル HD の動画を二つ同時に再生するだけで、かなりカクカクになる。RadeonHD6450 の DDR3 のファンレスモデルの動画再生アクセラレーション機能はこんなものか。GPU アクセラレーションを切った方が滑らかに再生できる感じ。そこはさすがの PhenomIIX3 だ。Pascal か Polaris な GPU で、ロープロファイルのがでたら取り替えようかな。
というのはおいておいて、今回対策したのは、以下のとおり。意図してやった作業ではないので、いつの間にか安定稼働するようになった、という印象ではある。一つは、SATA ケーブルや、マザーとフロントパネルを繋ぐケーブルの通り道を変えたこと。ビデオカードのヒートシンクや、サウスブリッジのチップセットのヒートシンクに引っかかった感じになっていたのを、外した。
もう一つは、ノース・サウスブリッジのヒートシンクをぐっとチップに押し付けておいた事。経時変化なのかものからか、ヒートシンクをチップに押し付けているピンのバネが弱くて、ヒートシンクが結構動く感じ。バネの交換はマザーを外さないとピンも外れないので、ちょっとやる気が無くて… ひとまず押し付けただけ。
結局、サウスブリッジのヒートシンクが、ケーブルに引っかかって浮いていた(チップに密着していなかった)、とかが原因なのかもしれない。もう少し様子は見てみるが、ここ2~3日は長時間稼働でも安定している。
ほんと、パソコンは色々難しい。