Engadget さんの記事。台湾で展示会 COMPTEX2016 が開催されているおかげで、興味深い新製品が色々発表されている。この P9 もなかなか興味深いカメラを搭載した新機種だ。
一応カメラ以外もスペック的にはハイエンドの端末。まぁ全てのスペックで上回るハイエンド機種は他メーカーから出てはいるが、それでも十分ハイエンドと言っていいだろう。メインの SoC が HiSilicon 製というのもなかなか面白い。日本のメーカーは軒並みクアルコムの Snapdragon を使うが、結構それ以外のハイエンド SoC を搭載した機種も海外では多いようだ。ちょっとは安いのだろうか。
それはさておき、この2眼カメラ、ステレオ撮影用かと思いきや、カラーとモノクロカメラで、感度と解像度とカラーのレベルアップをめざしたものだそうな。確かに、目の付け所はいいかもしれい。色々と懸念事項はあるが、実際の撮影画像を見てみないと判断はできないかな。
一つは視差。完全に二つのカメラの光軸が一致するわけでは無いので、近くのものと遠くのもので視差が生じる。その辺りは信号処理というか画像処理でなんとかしないといけない。逆に視差を利用して得た深度をピント合わせにも使うそうな。うまくいくのかなぁ。
また、暗く被写体を撮影すると、普通のカメラでは色が浅くなったり色ノイズが増えたりする。その点は、モノクロカメラでは補えない気がするが大丈夫かな。暗くてもくっきり写るが、色乗りは悪くなる、みたいな。それでもボケてしか写せないよりは望ましいと思うが。
デザインも垢抜けた感じだし、薄さもなかなか。割りと持ってみたいと思わせられる端末だなぁ。
