パソコン・メモメモ備忘録

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Razer 外付け GPU 対応 Ultrabook PC   Blade Stealth

Engadget さんの記事。これまで何度か、外付け GPU 対応のノート PC が発表されてきたが、ほとんど製品として販売されることは無かった。唯一商業ベースに乗ったのは、2012 年ごろの VAIO Z だろうか。思ったほどの性能アップは無く、価格対性能比は微妙だったかもしれない。

やはり、一つは外付け GPU と本体間の通信にネックがあった。今回の Blade Stealth では、40Gbps の Thunderbolt3 を使っている。ビデオカードAGP から PCI-Express x16 接続に移行した際の速度が片方向 40Gbps だったので、この辺りと考えればいいのだろうか。現在は、PCI-Express も Gen3.0 まで上がって、4倍速になっているので、それを考えると、最新のビデオカードの 1/4 の速度といった所か。

もちろん、最近は、ビデオカード側にも大量の VRAM を搭載するようになっていたり、GPU での演算ヘビーな使い方をするようになってきているので、実際のレンダリング性能は、Thunderbold3 の帯域が、特殊な状況でない限りそれほど落ちはしないような気がするが、どうだろうか。ただ、GPU 側から 4K 映像を、ノート PC 側に転送するだけでも Thunderbolt3 の帯域を結構消費してしまうのが難点。外付け GPU にモニタを接続するべきだそうな。いつも思うのは、ノート PC にも、映像入力端子を付けておけば…

ノート PC 本体が薄型でスマートな感じだが、外付け GPU の筐体はかなりゴツくて、なかなか重装な印象がする。とは言え、本体との接続が、USB-C なケーブル1本で済む所が、技術の進歩を感じさせる。実際、外付け GPU を机の下において、ノート PC だけを机の上に出して、フル HD で、美麗なリアルタイムレンダリングな映像のゲームなんかができると、それなりにインパクトはありそう。

ただ、CPU がノート PC 側にあるメリットが微妙な感じもしたり。外から見たら、高性能な GPU 搭載のデスクトップ PC に、シンクライアントとしてノート PC を接続(PC というか、キーボードとディスプレイだけの端末?)しているようにも見えたり。

折角のノート PC なので、外付け GPU も持ち歩いてみたい所だが、なんとかならないだろうか。Surface Book のキーボードに内蔵された GPU も、性能的には大したことが無いようで、厳しい感じはする。今流行の NUC (弁当箱?)くらいの大きさなら持ち運べると思うので、そういう製品を出して欲しい所。

USB-C で接続して GPU が結構フルに使えるなら、4K ディスプレイに GPU 搭載、というのもありかも。ケーブル一本接続すれば、高性能 GPUアクセラレートされた 4K 高解像度でゲームができるよ、とか。非力な PC でも、ディスプレイの解像度を気にせずゲームが出来て良さそう。これはいいんじゃないかなぁ。

どうかなぁ。