先日の WWDC の中で、気になったのは、かなり Android を意識した戦略を打ち出したこともだろうか。ひとつは Apple Music の Android アプリをリリースすること。iOS 版にはある無料のサービス部分が全くないようだが、Android でちょっとかじらせて、もっと使いやすい iOS 端末へと誘導するとか？ Spotify に対抗するため、というのも大きい理由だそうな。日本ではまた状況は違うが、どういう流れになるだろうか。
もう一つ、Android から iOS9 への移行ツールも出すとのこと。あからさまな Android からの引き抜き策ではあるが、効果を発揮するだろうか。世界的には、格安のスマートフォンとして Android が広まっていると思うので、安い iPhone を出さないと影響は小さいような気もする。それとも世界的に経済が上向いてきて、安い Android 端末から高価な iPhone へグレードアップ？するユーザが増えるとの予想だろうか。
iOS のアプリ上に出せる広告を絞るような話もあって、Google の力を削ごうとしていると解釈している人もある。今後の Apple の Android への働きかけは強まっていきそうな気がするが、どうだろうか。今後の動きは面白そうだ。
