先日から、動画が表示される fps を気にしたりしていた。見た目の感覚的なものだけでなく、しっかり調べたい、と思った場合に役に立つのが、ハイスピード撮影（スローモーション撮影）だ。ということで、iPhone6 で 240fps の動画を撮影し、それをコマ送りして確かめてみることにした。
撮影は簡単。カメラを起動して、スローモーションに切り替えて、シャッターをタッチするだけ。ただ、通常の４倍の速度で撮影されているので、後で見ることも考えて、本当に必要なところだけにしぼって撮影すべき。
撮影が終わったら、PC と USB ケーブルでつないで、「信頼」して mov ファイルをコピーする。が、普通のソフトだと、スローモーションじゃなくて、実時間で再生されてしまう。愛用させてもらっている AVIUTL でも、スローモーションな動画として読み込めない。
色々試した中で、運がいいときには、かなり使えるのが、tsMuxeR。録画した ts ファイルを修復したりするのに役に立つソフトだが、240fps のこの動画を、30fps のスローモーション動画に変換することもできる。ただし、「運がいいとき」と書いたが、ファイルによっては、エラーで途中で止まって、一部だけしか変換出来ないことがある。エラーが出ないと、全体を普通に変換できるのだが。音声を無しで変換すると、多少変換できる長さが伸びたりするが、完璧ではない。tsMuxeR だと、Remux するだけで、再エンコードは行われないので、ほとんど HDD の転送速度だけで変換できるのがありがたい。
後は、AVIdemux で、HuffYUV 辺りの AVI に変換してから、AVI Framerate Changer でも使えば、できるだけ劣化が少ない状態で、変換できる。こちらはエラーになることはない感じ。ただ、さらに H264 な mp4 辺りに変換しないとファイルサイズが大きくなりすぎるのが残念。
後は、AVIUTL に読み込んで、コマ送りしながら、動画表示の fps を数えたり。便利なソフトを開発している方々に感謝感謝。
